沢木耕太郎さん国内旅エッセイ集『飛び立つ季節 旅のつばくろ』が刊行へ 前作『旅のつばくろ』と代表作『深夜特急』第1巻の電子版読み放題キャンペーンも開催
バックパッカーのバイブルとも言われる不朽の名作『深夜特急』をはじめ、世界中を旅し続けてきた沢木耕太郎さんが国内を軽やかに旅したエッセイ集『飛び立つ季節 旅のつばくろ』を6月30日、新潮社より刊行します。
いつだって旅はある。夢の場所がある限りは――。「あの頃」と「いま」が鮮やかに交錯する35編
2020年に刊行され、沢木耕太郎さん初の国内旅エッセイ集として話題を呼んだ『旅のつばくろ』から2年。今作『飛び立つ季節 旅のつばくろ』では、JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」で人気を博した連載などから35編を収録しています。
沢木さんは「飛び立つ季節――あとがき」(本の帯にも引用)にて以下のように述べています。
〈この二、三年、思いがけないことによって、私たちは多くの制約の中で生きてこなくてはならなかった。巣立ちを必要とする若者たちも、暖かい南の土地への憧れを持つ大人たちも、自由に移動することができずに、自分の「巣」の周辺にとどまらざるを得なかった。できなくなって、初めて、自由に移動できるということのありがたさを思い知ることになった。だが、春になり、やがて夏が来ようとしているいま、私たちにも、そろそろ飛び立つことのできる季節が訪れたような気がする。〉
どんな状況下でも旅を続ける沢木さん。いまこの国を、北へ南へ、軽やかに歩むその「旅」を、本書にてご堪能下さい。
【本書の内容】
16歳のとき初めて一人で旅した秋田県男鹿半島、檀一雄の墓に参った福岡県柳川、吉永小百合さんと語り合った伊豆の修善寺……旅先での風景を前に、「あの頃」と「いま」が交錯する。JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」で人気を博した連載などから35編を収録、『深夜特急』の著者が気の向くままに歩き続けた、国内旅エッセイ集。
『飛び立つ季節 旅のつばくろ』刊行記念!『旅のつばくろ』&『深夜特急』第1巻の読み放題サービスも実施!
本書の刊行を記念して、前作『旅のつばくろ』と沢木耕太郎さんの代表作『深夜特急』第1巻の電子版が読み放題となるキャンペーンが実施中です。
『深夜特急1 香港・マカオ』
■対象サービス:Prime Reading&Kindle Unlimited
■期間:5月25日から8月31日まで
『旅のつばくろ』
■対象サービス:Kindle Unlimited
■期間:6月1日から6月30日まで
著者プロフィール
著者の沢木耕太郎(さわき・こうたろう)さんは、1947年生まれ。東京都出身。横浜国立大学卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。
1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。その後も『深夜特急』や『檀』など今も読み継がれる名作を次々に発表し、2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞している。
近年は長編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』を刊行。2020年には初めての国内旅エッセイ集『旅のつばくろ』を刊行した。
飛び立つ季節: 旅のつばくろ 沢木 耕太郎 (著) |
旅のつばくろ 電子オリジナル版 沢木耕太郎 (著) 〈沢木耕太郎、日本を旅する〉 〈電子オリジナル版〉は沢木耕太郎撮影の写真が収録されています。 〔目次〕 |
深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】 沢木耕太郎 (著) この地球の大きさを体感したい―― 第一章 朝の光 発端 |
【関連】
▼沢木耕太郎『飛び立つ季節―旅のつばくろ―』特設サイト 国内旅エッセイ集| 新潮社
◆最愛の夫ピート・ハミルをなくして――青木冨貴子さん『アローン・アゲイン』が刊行 | 本のページ
◆娘の心臓に残された時間はたった10年――清武英利さんノンフィクション『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録』が刊行 大泉洋さん主演で映画化も | 本のページ
◆五木寛之さん「人生のレシピ」シリーズ第8弾『異国文化の楽しみ方・味わい方』が刊行 | 本のページ
◆小林聡美さん3年ぶりのエッセイ集『茶柱の立つところ』が刊行 | 本のページ