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三砂慶明さん『本屋という仕事』刊行記念!三砂さん×『本を読んだら散歩に行こう』村井理子さんブックトークイベント「読書の力 本屋の楽しみ方」を開催

『本屋という仕事』三砂慶明さん×『本を読んだら散歩に行こう』村井理子さんが対談

『本屋という仕事』三砂慶明さん×『本を読んだら散歩に行こう』村井理子さんが対談

梅田 蔦屋書店は、同書店の人文コンシェルジュで、本と人とをつなぐ「読書室」を主宰する三砂慶明さん編著『本屋という仕事』(世界思想社)の刊行を記念して、著者と翻訳家・エッセイストの村井理子さんによるブックトークイベント「読書の力 本屋の楽しみ方」を6月19日(日)にオンライン&リアル開催します。

 

ブックトークイベント「読書の力 本屋の楽しみ方」開催概要

今回のイベントでは、『本屋という仕事』を6月に刊行する三砂慶明さんと、同じく6月に『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)を刊行する村井理子さんが対談します。

「本は私が必要とするそのときまで、じっと動かず、静かにそこで待っていてくれる。人間は信用できない。信用できるのは、本、それから犬だけだ」という村井さんに、人生を支え続けた本と読書の秘訣を伺います。

 
【イベント概要】

■開催日時:2022年6月19日(日)13:00~14:30(開場時間 12:30)

■開催場所:梅田 蔦屋書店(4thラウンジ)+オンライン(Zoom)

■参加費
<店頭参加>
◎チケットのみ:1,500円 (税込)
◎書籍付チケット:3,150円(税込) ※チケット代1,500円+特典付『本を読んだら散歩に行こう』1,650円
<オンライン参加>
◎チケットのみ:1,000円 (税込)
◎書籍付チケット:2,650円(税込) ※チケット代1,000円+特典付『本を読んだら散歩に行こう』1,650円

■定員:50名

■申込み方法:EventManager(https://eventmanager-plus.jp/get/ceb8148a2326cba9b5b5034dca37463bddb26d8875e87512699f7f6e3b9ec032)にて申し込みください。

■主催:梅田 蔦屋書店
■共催・協力:世界思想社

★詳細:https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/26812-1533590524.html

 

出演者プロフィール

 
■三砂慶明(みさご・よしあき)さん

1982年生まれ。兵庫県出身。梅田 蔦屋書店 人文コンシェルジュ。「読書室」主宰。

工作社など出版社勤務を経てカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社。梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。同店で、多くの出版社とともに選書・フェアを行う「読書の学校」を企画・運営してきたほか、NHK文化センター京都教室にて「人生に効く! 極上のブックガイド」と題した読書講座を行う。

著書に『千年の読書 人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)がある。6月20日に編著書『本屋という仕事』(世界思想社)を刊行予定。

 
■村井理子(むらい・りこ)さん

1970年生まれ。静岡県出身。翻訳家・エッセイスト。

著書に『兄の終い』『全員悪人』『村井さんちの生活』『犬ニモマケズ』『犬(きみ)がいるから』『ハリー、大きな幸せ』『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』『更年期障害だと思ってたら重病だった話 』など。

訳書に、タラ・ウェストーバ一『エデュケーション』、キャスリーン・フリン『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』、トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』、ミシェル・マクナマラ『黄金州の殺人鬼』、ルイ・セロー『ヘンテコピープルUSA』、ステファニー・ランド『メイドの手帖』、モーリーン・キャラハン『捕食者』など。

★Twitter:https://twitter.com/Riko_Murai

 

『本屋という仕事』について

なぜ人は敢えて本屋をたずねるのか。書店員は仕事に何を求め、自分の個性をどう生かし、どんな仕事をつくっているのか。――全国各地の書店員の方たち18名への問いかけを通して、本屋という仕事から見える、新しい働き方の形を探ります。

 
<本文「序」より>

この企画をすすめるにあたり、最初、脳裏に浮かんだのが、定有堂書店の奈良さんの言葉でした。私が定有堂書店でお話を伺っていて印象的だったのは、「本屋は焚き火である」というお話でした。

一冊一冊の本には、それぞれ著者の熱がこめられていて、それがまるで焚き火のように読者を温めている。焚き火は暖かいからまわりに人が集まってきますが、みんなが火にあたりに来るだけではいつか消えてしまいます。でも、来る人がそれぞれ薪を一本ずつ置いていけば、火は燃えつづけることができるのだと奈良さんに教えていただきました。

私たち本屋は本を並べることで、読者は本を買うことでお互いを支えつづけています。私は奈良さんの言葉を聞いて、はじめて自分の仕事を通して何か世の中の役に立っているのかもしれないと実感することができました。

私たちの生きている世界は、私たちが積み重ねてきた仕事の上に成り立っています。私たちが住む家も、着る服も、食事も、誰かの仕事の結果です。私たちは生きている時間の大半をそれぞれの仕事に費やしています。だから、良い仕事をすることは、より善く生きることと密接につながっています。

私は本屋で働いているので本が中心ですが、本屋の仕事について改めてもっと深く知りたくなりました。尊敬する書店員の方たちは、なぜ本屋を選んだのか。働くことを通してどんな価値を生みだしてきたのか。本への愛憎。本棚の耕し方。お客様との対話。お店を成り立たせるためのマネジメントについて、書店員の先輩方にたずねてみることはきっと、ほかの職業にも通底する本質的な問いだと信じています。

 
【本書に登場する18人の書店員】 ※敬称略

モリテツヤ(汽水空港)
宇田智子(市場の古本屋ウララ)
田尻久子(橙書店・オレンジ)
奈良敏行(定有堂書店)
辻山良雄(Title)
堀部篤史(誠光社)
黒田義隆(ON READING)
北村知之(梅田 蔦屋書店)
岡村正純(大阪高裁内ブックセンター)
徳永圭子(丸善博多店)
東二町順也(紀伊國屋書店新宿本店)
北田博充(書肆汽水域・梅田 蔦屋書店)
磯上竜也(toi books)
長江貴士(元さわや書店フェザン店)
鎌田裕樹(元恵文社一乗寺店)
狩野 俊(コクテイル書房)
田口幹人(合同会社未来読書研究所・北上書房)
編者:三砂慶明(読書室・梅田 蔦屋書店)

 

※以下はAmazonへのリンクです。イベントに参加される方は上記の申込みURLより手続きしてください。

本を読んだら散歩に行こう
村井 理子 (著)

実兄の突然死をめぐる『兄の終い』、認知症の義母を描く『全員悪人』、壊れてしまった実家の家族について触れた『家族』。大反響のエッセイを連発する、人気翻訳家の村井理子さん。認知症が進行する義母の介護、双子の息子たちの高校受験、積み重なりゆく仕事、長引くコロナ禍……ハプニング続きの日々のなかで、愛犬のラブラドール、ハリーを横に開くのは。読書家としても知られる著者の読書案内を兼ねた濃厚エピソード満載のエッセイ集。

「本は私が必要とするその時まで、じっと動かず、静かにそこで待っていてくれる。人間は信用できない。信用できるのは、本、それから犬だけだ」(本書「はじめに」より一部抜粋)

以下、目次一部。
突然死した兄の汚部屋の饒舌さ/本とともにやってきたはじめての本気の恋/お弁当時間、女子中学生の憂鬱/金色の目をした黒猫の残像/母の葬儀は、本人希望のレディースセット/十回目の三月十一日に愛犬の横で流す涙/焼酎4リットルパックが伝える兄の最期のメッセージ/実家から去っていった大切なペットたち/中学三年受験生の悩める母の夏/夫の両親に贈った大型テレビの行く末/仕事のやる気スイッチを押した最恐物件/四十代とは違う五十代の本当の恐ろしさ/流れの速い川を進む兄と、母の叫び声/認知症進行中の義母の舌に残る菓子の味/実兄よりも兄として慕った音信不通のままの男性/義両親と過ごす修行を経て戻った大好きな正月……他、全40章。

本屋という仕事
三砂 慶明 (編集)

本屋は焚き火である
本と人が集い、直接触れあえる場所、本屋。なぜ人は敢えて本屋をたずねるのか。書店員は仕事に何を求め、自分の個性をどう生かし、どんな仕事をつくっているのか。本屋という仕事から見える、新しい働き方の形。

 
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