「将棋作品をひもとく!“読む将”のススメ展」が町田市民文学館ことばらんどで開催

『それでも歩は寄せてくる』 (c)山本崇一朗/講談社
町田市民文学館ことばらんどでは、「将棋作品をひもとく!“読む将”のススメ展」を6月26日(日)まで開催中です。
今、再ブームを迎えている将棋を読み物を通して楽しむ
自分では指さずに観戦を楽しむ「観る将」をはじめ、「描く将」「書く将」「撮る将」など、将棋の新たな楽しみ方が生まれています。
その1つが読み物を通して将棋を楽しむ「読む将」。マンガやライトノベルの作品が人気を博し、映画化される作品も生まれ、これらをきっかけに将棋に関心を持つ人も増えています。
本展では、近代以降の将棋を題材とした文学作品の歴史を追い、作家の原稿や取材メモ、愛用の駒、マンガ原画などの多彩な資料を展示しています。
文学の面白さとともに、日本の伝統文化である将棋の魅力を堪能してもらえるよう、将棋好きの方はもちろん、よく知らない方にも楽しめる将棋作品を紹介します。
「将棋作品をひもとく!“読む将”のススメ展」開催概要
■会期:2022年4月29日(金・祝)~6月26日(日) 午前10時~午後5時
※毎週月曜日、5月12日(木)、6月9日(木)は休館
■会場:町田市民文学館ことばらんど(東京都町田市原町田4-16-17)
■観覧料:無料
■協力:公益社団法人 日本将棋連盟
■紹介する主な作家・作品〔敬称略〕
江戸川乱歩、井伏鱒二、芦沢央『神の悪手』、能條純一『月下の棋士』、大崎善生『聖の青春』、瀬川晶司『泣き虫しょったんの奇跡』、山本崇一朗『それでも歩は寄せてくる』、伊奈めぐみ『将棋の渡辺くん』、松本渚『将棋めし』 ほか

江戸川乱歩旧蔵将棋盤、駒、駒台(立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター蔵)

伊奈めぐみさん『将棋の渡辺くん』(講談社)原画(個人蔵)
★詳細:https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/shogi.html
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◆6月11日(土)文学散歩 ~将棋会館周辺を歩く~
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