『文藝』創刊90周年記念!第60回文藝賞で59年ぶりに短篇部門を設置
河出書房新社が主催する文学賞「文藝賞」は、『文藝』創刊90周年記念企画として今年度限定で「短篇部門」を設置します。短篇部門での募集は1963年の第2回文藝賞以来、59年ぶりの復活となります。
文藝賞は文芸誌『文藝』を母体とし、1962年から始まった小説の新人賞です。これまで、第一回の高橋和巳さんをはじめ、後藤明生さん、田中康夫さん、山田詠美さん、長野まゆみさん、星野智幸さん、綿矢りささん、羽田圭介さん、宇佐見りんさん、遠野遥さんなど、文学シーンに常に新たな才能を送り込んできました。
独立した「短篇部門」の募集はいわゆる五大文芸誌の中では唯一のものとなります。
応募〆切は2022年12月31日、選考委員は『文藝』から短篇でデビューし、現代文学シーンの最前線を走る柴崎友香さんと、昨年の世界幻想文学大賞短編集部門の受賞も記憶に新しい松田青子さんです。
応募要項は、https://www.kawade.co.jp/smp/bungei_award.html をご覧ください。なお、4月7日発売の『文藝』夏季号にも掲載されています。
文藝 2022年夏季号
緊急掲載 ウラジーミル・ソローキン「プーチン 過去からのモンスター」 新連載 朝吹真理子「ゆめ」 特集1 怒り 感情だけは奴らに渡すな 特集2 フォークナー没後60年・中上健次没後30年 特集3 平家! 犬王! 平家! 特集4 SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭 |
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