【第32回鮎川哲也賞】優秀賞に真紀涼介さん「想いを花に託して」
東京創元社は長編ミステリを公募する新人文学賞「第32回鮎川哲也賞」の選考結果を発表しました。
第32回鮎川哲也賞が決定!
第32回鮎川哲也賞には177作品の応募があり、1次選考、2次選考を経て6作品が最終候補作となっていました。3月30日の最終選考会では、選考委員の辻真先さん・東川篤哉さん・麻耶雄嵩さんによって選考が行われ、最終結果が決定しました。
<第32回鮎川哲也賞 受賞作品>
■鮎川哲也賞
該当作なし
■優秀賞
真紀涼介(まき・りょうすけ)さん
「想いを花に託して」
優秀賞を受賞した真紀涼介さんは、1990年生まれ。宮城県出身。東北学院大学卒業。現在はフリーター。
選考経過等の詳細は、10月刊行予定の『紙魚の手帖 vol.07』に掲載されます。また優秀賞受賞作「想いを花に託して」は、選考員のアドバイスをもとに改稿し刊行されます(刊行時期は未定)。
なお、最終候補作は以下の6作品でした。
【最終候補作】
◎小西マサテルさん「楓と祖父と虎の謎(リドル)」
◎匿名希望さん「野に放つ」
◎真紀涼介さん「想いを花に託して」
◎香山マヤカさん「英雄の墓」
◎岡本好貴さん「プランテーションの密室」
◎佳川志乃さん「かがみつき」
鮎川哲也賞について
鮎川哲也賞は、東京創元社が主催し、「創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編」を公募する新人文学賞です。
正賞はコナン・ドイル像、賞金は「印税全額」となっています。受賞作は10月に東京創元社より刊行され、また朗読音源化したものが株式会社RRJの「kikubon(キクボン)」にて配信されます。
なお、第1回(平成2年度)の芦辺拓さん以来、石川真介、加納朋子、近藤史恵、愛川晶、北森鴻、満坂太郎、谺健二、飛鳥部勝則、門前典之、後藤均、森谷明子、神津慶次朗、岸田るり子、麻見和史、山口芳宏、七河迦南、相沢沙呼、安萬純一、月原渉、山田彩人、青崎有吾、市川哲也、内山純、市川憂人、今村昌弘、川澄浩平、方丈貴恵、千田理緒の各氏をはじめ、 これまで斯界に新鮮な人材を輩出しています。
また、第33回鮎川哲也賞が現在受付中(10月31日締切〔消印有効〕)です。
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