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岸田智明さん青春群像劇『バスケットボールの福音』が刊行

岸田智明さん著『バスケットボールの福音』

岸田智明さん著『バスケットボールの福音』

岸田智明さん著『バスケットボールの福音』がパレードブックスより刊行されました。

 

弱小バスケットボールチームの成長を軸に描かれる、涙あり、笑いありの青春群像劇

小学5年生の女子バスケットボールチーム「佐井川フレンズ」は最初の試合で大敗。
自分たちと体格差も大きい低学年の子供たちにすら得点され、プライドはズタボロに…。
そんな彼女たちが一念発起し、コーチを依頼したのは、なんと公園で出会ったアル中の男。
無茶な指導に食らいつきながら練習をがんばる彼女たちの姿に、周囲の大人たちも励まされて――。

 
――本書は、バスケットボールをテーマにした青春物語です。母親の死など、辛い現実を乗り越えるため、バスケットボールに打ち込む子供たちの姿に、きっとあなたも力をもらえるはずです。

 
【あらすじ】

小学五年生の前迫春香は、夜明け前の公園でバスケットゴールに向かってシュートを撃ち続ける男を見つける。そのシュートは数回に一度しか決まらず、他はことごとくリングに跳ね返され、ぴったり男の手元に戻っていく。神業のようなシュートの間隔には規則性があって、語呂合わせの音をあててみると、それは母の名前だった。

春香は毎年末に開催される地域のバスケットボール大会で記録的な大敗を喫した。「二度とバスケはしない」と誓った直後、親友の母が他界する。残されたビデオメッセージを見た春香は、親友と共に一年後の同大会で勝利することを決意し、公園で神業シュートを撃つ男に教えを乞う。真田と名乗ったそのアルコール中毒者は、一か月後に五人でリレーを走り、目標タイムをクリアすることを条件に監督を引き受けると言う。

春香は仲間を説得して毎日走り込みを続けた。一か月後、奇跡的に目標タイムをクリアするが、後で調べてみると、誰かが折り返し地点の杭を近づけるという不正を行っていた事がわかる。

シュートの規則性や堤防の杭の謎が深まる中、監督に就任した真田は、春香たちに厳しい練習を強いる。保護者らとの確執も起きる。真田は「高校野球なら十打席でも二十打席でも敬遠させる」と公言する勝利至上主義者だった。

夏休みの終わり、春香達はいくつかの謎を解くために奔走する。真田の家に忍び込み、卒業アルバムを調べるなどして、すれ違ったままの母と真田の過去を知った春香達は、監督や保護者達と一丸となって再びバスケットボール大会にチャレンジする。

 

著者からのコメント

小説を書き始めた当初、私の子供たちは主人公と同い年(小学校高学年)でした。ゆっくり、でも着実に成長していく子供たちから、掛け替えのない時間と大きなエネルギーを貰い、その感謝の気持ちを綴りたくなって書き始めました。
子供たちの頑張りは、社会に対して大きな役割を担っている。そんなメッセージを本人たちに送りたくて。勇気を出して一歩を踏み出してほしい、その先にあるもの伝えたくて。そして、言えそうで言えない「ありがとう」という気持ちを込めました。明るい子供たちの未来を信じて。
親から子供にプレゼントして欲しい本、大人と子供が一緒に楽しめる本、そんな想いを込めた物語です。
小学生の子供には少し難しい言葉を使っています。そして、たくさんの動物が比喩表現に現れます。家族で楽しんで頂けるとうれしいです。

 

バスケットボールの福音
岸田智明 (著)

もしなにかにつまずいて、前向きになれなくても、立ち上がれなくても「どんとこい!」。一歩を踏み出して、そこに何かあればラッキーやん。

子供たちが謎を解くために奔走し、バスケットボールを通じて成長していく。
一方、大人たちはそんな子供たちから掛け替えのない時間と大きなエネルギーを貰っている。

笑い、涙、ミステリ、ほのかな恋心が詰まった物語。

 


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