累計部数が37万部超、世界を旅する人々のあいだで読み継がれている星野道夫さんのエッセイ『旅をする木』が電子書籍化

星野道夫さん著『旅をする木』
写真家・星野道夫さんのエッセイ『旅をする木』が電子書籍化され、文藝春秋より発売されました。
アラスカを拠点として撮影・執筆活動を続けた星野道夫さんのエッセイ『旅をする木』電子書籍版が配信開始
星野道夫さんが取材中の事故で急逝したのは1996年。愛情あふれるまなざしで撮影した北極圏の大自然や動物たちの写真と、読む人に直接語りかけてくるような穏やかで美しい文章は、死後25年以上を経た現在でも多くのファンを魅了しています。
なかでも1995年に出版された本作『旅をする木』は、累計部数が37万部超、愛読書に挙げる人も多く、世界を旅する人々のあいだで読み継がれていることでも知られています。アラスカの大自然、動物たち、そこに暮らす人々との交流を描いた珠玉の33篇をお楽しみください。
<内容紹介>
広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。
星野道夫事務所代表・星野直子さんから 電子書籍配信に際してのコメント
『旅をする木』は1995年に単行本として刊行されてから26年間、多くの方々に読み継がれてきました。星野の作品を読んでくださっている方々にはもちろんですが、今まで手に取る機会のなかった方や、電子書籍化されたことで、作品と出会う方のお手元に届きますと大変嬉しく思います。
著者プロフィール
著者の星野道夫(ほしの・みちお)さんは、1952年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、アラスカを生活の基盤にして撮影・執筆活動をする。
1986年アニマ賞、1990年木村伊兵衛写真賞を受賞。1996年8月8日、カムチャツカ半島での取材中、ヒグマの事故により急逝。
著書に『イニュニック〔生命〕アラスカの原野を旅する』『旅をする木』『ノーザンライツ』『長い旅の途上』、写真集に『Alaska 風のような物語』『アークティック・オデッセイ 遥かなる極北の記憶』などがある。
旅をする木 (文春文庫) 星野 道夫 (著) 広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカで暮すエスキモーや白人たちの生活を独特の味わい深い文章で描くエッセイ集。 あの頃、ぼくの頭の中は確かにアラスカのことでいっぱいでした。まるで熱病に浮かされたかのようにアラスカへ行くことしか考えていませんでした――。広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年、26歳でアラスカに初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々が続いた。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や、開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせとなった生活。それらを静かでかつ味わい深い言葉で綴った。 |
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