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『教養としてのアメリカ短篇小説』刊行記念!翻訳家・都甲幸治さん×歌人・東直子さん対談講座が開催 文学における「短さ」の問題について語り合う2時間

都甲幸治さん×歌人・東直子さん対談講座が開催

都甲幸治さん×歌人・東直子さん対談講座が開催

NHK文化センターは、都甲幸治さん著『教養としてのアメリカ短篇小説』(NHK出版)の刊行を記念して、アメリカ文学研究者・翻訳家の著者と、歌人・作家の東直子さんによるスペシャル対談講座【「短さ」の豊かさと難しさについて】をオンライン&リアル(青山教室)で2月5日に開催します。

 

アメリカ文学研究者・翻訳家の都甲幸治さんと、歌人・作家の東直子さんが「凝縮された表現」としての短詩型文学や短篇小説をテーマに、実作・鑑賞・研究それぞれの「短さ」ゆえの難しさや楽しさについてじっくり語る2時間!

小説にはなぜ長篇と短篇があるのか?
その長さの違いは作品に本質的な違いを生み出すのか?

――アメリカ文学研究者・翻訳家の都甲幸治さんと、歌人・作家の東直子さんによる2時間の対談講座が2月5日(土)13時より、NHK文化センター青山教室で開催されます(オンライン受講あり、オンライン受講者は後日見逃し配信あり)。

 
現在、歌集『春原さんのリコーダー』(ちくま文庫)収録の短歌を原作とした映画『春原さんのうた』(杉田協士さん監督・脚本)が公開中ということでも話題の東直子さんは、かつてコンパクトな詩型である短歌を何時間もかけて読み解こうとする行為について「その奇妙で非効率的なことが楽しくて仕方がない」(『しびれる短歌』、穂村弘さんとの共著)と述べていました。

 
今回、アメリカの歴史・文化・社会といった背景知識とともに短篇小説を読み解く『教養としてのアメリカ短篇小説』を著した都甲幸治さんと、文学における「短さ」の問題について語り合います。

 
短歌や短篇小説のような「凝縮された表現」について、実作すること・鑑賞すること・研究することの「短さ」ゆえの難しさや、それを超えてあまりある魅力について、それぞれの立場から何が語られるのでしょうか?

文芸誌『群像』の創作合評で同席して以来、トークイベント等も数多く行ってきたお二人によるざっくばらんな対談は、あっという間の2時間になること請け合いです。

 
なお本講座は、『教養としてのアメリカ短篇小説』出版を記念した連続対談企画の第二弾です。3月には東京外国語大学名誉教授・イタリア文学研究者の和田忠彦さんをゲストに迎えた講座も予定されています。

 

「「短さ」の豊かさと難しさについて」開催概要

■講師:早稲田大学文学学術院教授・アメリカ文学研究者 都甲幸治さん&歌人 東直子さん

■開催日時:2月5日(土)13:00~15:00

■受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込3,300円

■主催:NHK文化センターオンライン教室

★申込み&詳細
◎教室受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1242660.html
◎オンライン受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1242664.html

 

教養としてのアメリカ短篇小説
都甲 幸治 (著)

戦争、奴隷制、禁酒法……背景を理解すれば、作品がもっとよくわかる

「黒猫」のプルートはなぜ黒いのか? 書記バートルビーはなぜ「しない方がいい」と思うのか? 度重なる戦争の歴史、色濃く残る奴隷制の「遺産」等、アメリカという国、そこに暮らす人々の特異な歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて短篇小説を読み解く。これまで主にマイノリティや越境者の文学に注目してきた著者が、メルヴィル、フィッツジェラルド、フォークナー、ヘミングウェイ、サリンジャー等、アメリカ文学の「王道」といえる作家に挑む、アメリカ文学入門の新・定番!

 
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