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マガジンハウスが雑誌のような発想の新書レーベル「マガジンハウス新書」を創刊 第1弾は五木寛之さんと松浦弥太郎さん

「マガジンハウス新書」創刊 第1弾は五木寛之さんと松浦弥太郎さん

「マガジンハウス新書」創刊 第1弾は五木寛之さんと松浦弥太郎さん

マガジンハウスは1月27日、情報の鮮度や深度、こだわり、センス、独特の世界観など、雑誌のような発想で“今”を切り取り「マガジンハウス新書」を創刊しました。

極上のエッセイから、ビジネス、健康、料理、スポーツ、カルチャーまで、日々の暮らしや仕事に役立つ、人生が豊かになる、知的好奇心を刺激する――マガジンハウスらしい、POPでカジュアルな新書を目指します。

 
「マガジンハウス新書」第1弾はマガジンハウスにゆかりのあるお二人の作品からスタートです。
※以降、奇数月下旬に発売予定です。

 
■マガジンハウス新書001:五木寛之さん著『捨てない生きかた』

捨てる身軽さよりも、捨てない豊かさを。
「コロナ以後の新時代」を生きる逆転の発想!

『平凡パンチ』で「青年は荒野をめざす」という小説を連載していた五木寛之さんが、「マガジンハウス新書」創刊のために書下ろしたシン(新/深/真)・エッセイ。

人生には、ひとりぼっちになることが必ずあります。しかし、モノにあふれた部屋に入れば大丈夫。「ガラクタ」という強い家族、強い味方がいるからです。また、「捨てない」というのは、単にモノを捨てないということではありません。「過去」を捨てない、「人」を捨てない、心を捨てない――すべてを含めて「捨てない」と表現しているのです……。

著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです!

 
■マガジンハウス新書002:松浦弥太郎さん著『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』

現在『クウネル』で「大きな山をこえるとき」というコラムを連載中の松浦弥太郎さん、超一流の会社社長も愛読していた「きほんシリーズ」待望の初新書化!

【幸せを比べない。真似ることをしない。】【こつこつと、貯めるのは信用。】【自分のものにしない、預かる心で。】【ひとつでも多く、人と人を結ぶものを。】【それで人は幸せになるのかと考える。】【さかさまにも考えてみる。】【その場にいない人の話をしない。】など……。著者がきほんとして書き出し、普段から意識している100項目と、仕事に関するきほん100項目に加え、新書化にあたり10のきほんを書き下ろし。100のきほんは、自分を知るために、自分について考えるために、そして自分らしくいるために、しっかりと身につけておきたいきほんの心がけです。

 

捨てない生きかた (マガジンハウス新書)
五木寛之 (著)

ジョルジオ・アルマーニというたいへん有名なイタリアのファッションデザイナーがいます。1934年生まれです。彼のインタビューが2021年6月の読売新聞に載っていました。
今回のコロナ禍について、アルマーニ氏は「あらゆるもののスピードを落として、配置転換する機会になると思う」と述べています。
そして、ファッション業界は立ち止まって考える時期にきており、移り変わる流行に翻弄されないものをつくる必要がある。いつも着ていて長持ちするものをつくること、それがファッション業界がとるべき持続可能な道なのだ──と。
大量に衣服を買い込んで短期間だけ着て捨ててしまう時代ではない、という意見にはぼくも賛成です。「多くを入手して、多くを捨てる」という方法は、けっして持続可能なライフスタイルではありません。
「アルマーニ」は上級国民ご用達と思われているようなファッションブランドです。そんな高級ブランドの総帥が、時代を見つめながら語る言葉が、ぼくにはとても新鮮に聞こえました。<中略>
「捨てない生きかた」も悪くない──。
手に入れるのに苦労したとしても、たやすく手に入ったとしても、いまそこにあるモノには、手に入れたときの感情と風景、そして数年、数十年とともに時を過ごしてきた〈記憶〉が宿っています。
捨てるな、とはけっして言いません。しかし、モノをどうしても捨てられない気持ち、そして、モノを捨てない生きかたということには、素敵な道理がちゃんとあるということを知っておいていただきたいのです。(「まえがき」より)

著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」まで……、アフターコロナを豊かに生きるためのヒント!

●ふえゆくモノたちと、どう暮らしていくか
●シンプルライフにひそむ「空虚さ」
●モノは「記憶」を呼び覚ます装置である
●「ガラクタ」は孤独な私たちの友
●生き生きと老いていく
●人づき合いは浅く、そして長く
●法然と親鸞が捨てようとしたもの
●過去を振り返ってこそ、文明は成熟する etc.

新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート(マガジンハウス新書)
松浦弥太郎 (著)

衣食住・遊び・仕事・人間関係……
「100のきほん」をヒントに、自分を整えてみませんか?

本書では、僕にとっての「いつも」というきほんを100、
仕事を通じて大切にしている「いつも」というきほんを100、
新たに加えた10のきほんを合わせて210のきほんを、
これまでの経験と学びの中で、これは自分もしくは自分たちのいつもにしたい、するべきであると思った心がけや姿勢、一所懸命を書き留めたものです。
そして、自分を知るために、自分について考えるために、自分の考えを整理するために、しっかりと身につけておきたいきほんの心持ちです。
ストイックに生きろということではありません。
せめて、自分の「いつも」というきほん、理想とする「いつも」というきほんは何かと考えながら、学びながら生きるということです。
ときには、自分の「いつも」というきほんを疑い、修正しても良いでしょう。
その「いつも」というきほんを反省し改めることも必要でしょう。
「いつも」というきほんは大層なことではなく、とてもささいなことです。
悪い「いつも」はなくし、良い「いつも」を増やしていきましょう。
(「はじめに」より)

「100のきほん」は、自分を知るために、自分について考えるために、そして自分らしくいるために、しっかりと身につけておきたいきほんの心がけです。
ベストセラー「きほんシリーズ」待望の初新書化!

001 幸せを比べない、真似ることをしない。
002 ともだちと家族に、精一杯を。
003 全肯定。すべてを受け入れる。
004 こつこつと、貯めるのは信用。
005 自分のものにしない、預かる心で。
006 深呼吸して、りきまない。
007 どんな職業よりも、どんな人間になりたいか。
(序章:新しい『10のきほん』より)

<目次>
序章/新しい『10のきほん』
第1部/松浦弥太郎の『100のきほん』
第2部/はたらく『100のきほん』
終章/あなたの『100のきほん』

 


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