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第43回「サントリー学芸賞」受賞記念!『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』著者・川瀬慈さんオンライン講座を開催

第43回「サントリー学芸賞」受賞記念!『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』著者・川瀬慈さんオンライン講座を開催

第43回「サントリー学芸賞」受賞記念!『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』著者・川瀬慈さんオンライン講座を開催

NHK文化センター京都教室は2月6日(日)13:30より「エチオピアの吟遊詩人を追って」と題したオンライン講座を開催します。講師は『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』 (音楽之友社)の著者で、映像人類学者の川瀬慈さんです。今回は、京都教室での講義をオンライン配信するハイブリット形式で実施されます。

 

「映像人類学」の先端を走る研究者が語る「エチオピアの吟遊詩人を追って」が開催!

エチオピア北部で、古くから音楽を生業として生きる「アズマリ」「ラリベラ」と呼ばれる人々を、20年以上追い続けてきた、映像人類学者の川瀬慈さん。彼ら・彼女らの生き様をリアルに記録した著書『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社)で第43回「サントリー学芸賞」を受賞しました。

今回は受賞記念講演として、書籍の内容をもとに、アズマリが歴史的に担ってきたさまざまな社会的役割、音楽文化の豊かさ、聴衆との巧みな掛け合いから生まれる唯一無二の表現について紹介します。

さらに、彼ら・彼女らを取り巻く音楽環境の変化、新型コロナウイルス感染症拡大のなかでの活動など、現在も深い交流を続ける川瀬さんだからこそ見えてくる視点で語ります。

吟遊詩人の活動や生きざまに迫りながら、音楽、芸能の根源的な力について考えてみましょう。

 

講師プロフィール

川瀬慈(かわせ・いつし)さんは、1977年生まれ。岐阜県出身。映像人類学者。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。エチオピアの楽師、吟遊詩人の人類学研究、民族誌映画制作に取り組む。同時に人類学、シネマ、アートの実践の交差点から創造的な叙述と語りを探求。

代表的な映像作品に『ラリベロッチ』『僕らの時代は』『精霊の馬』など。主な著作に『ストリートの精霊たち』『あふりこーフィクションの重奏/遍在するアフリカ』など。

 

講座「エチオピアの吟遊詩人を追って」 開催概要

■講師:映像人類学者、国立民族学博物館准教授 川瀬 慈さん

■受講形態:オンライン・教室のハイブリット形式で開催

■開催日時:2022年2月6日(日)13:30~15:00
 ※見逃し配信あり

■受講料金
◎オンライン:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 2,750円(税込)
◎教室:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 3,212円(税込)
※書籍付きコースは、それぞれプラス3,300円

■主催:NHK文化センター京都教室

★申込み&詳細
◎オンライン受講を希望の方:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1243819.html
◎教室受講を希望の方:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1242879.html

 

エチオピア高原の吟遊詩人
川瀬 慈 (著)

東アフリカのエチオピアで、音楽を職能として生きる吟遊詩人。そのコミュニティに入り込み、目にした光景とは――。 弦楽器マシンコを弾き語るアズマリ、一種の門付を行う芸能者ラリベラ。どちらも聴き手との豊かなやりとりのなかで、芸能活動をしたたかに展開させる。著者はその様子に強く惹かれ、エチオピアで長年のフィールドワークを行ってきた。 研究者と被調査者という図式を超え、著者は吟遊詩人たちの活動、生きざまを追う。映像人類学者・映像作家である著者は、主観的・客観的記述を自在に使いこなし、たくさんの写真とともに、エチオピア音楽文化の動態を立体的に伝えていく。歌い手たちが、欧米をはじめアフリカ外の世界での活動する様子、新型コロナウイルスによる感染症の影響下で活動する様子も紹介する。うたに生きる彼ら、彼女たちの素顔は、音楽、芸能について、アフリカの地平から相対化してとらえ、考えることをうながす。

 
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