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【第13回日経小説大賞】夜弦雅也さん「高望の大刀」が受賞

日本経済新聞社と日経BPが共催し、長編小説を公募する「第13回日経小説大賞」の受賞作が発表されました。

 

第13回日経小説大賞が決定!

第13回日経小説大賞は、今年4月から6月にかけて募集され、応募総数321編の中から、次の通り受賞作が決定しました。

選考委員は、辻原登さん、髙樹のぶ子さん、伊集院静さん、角田光代さん。
※辻原さんの「辻」は二点しんにょう。

 
<第13回日経小説大賞 受賞作品>

夜弦雅也(やげん・まさや)さん
「高望の大刀」

 
受賞作の「高望の大刀」は、平将門、平清盛、さらには北条氏をはじめとする関東武士につらなるとされる桓武平氏の祖、武将の平高望を通して、平安の裏面史を創作した歴史活劇です。

受賞者の夜弦雅也さんには、賞金500万円が贈られます。

授賞式は2022年2月25日、東京都千代田区の日経ホールにて開催。授賞式に引き続き、受賞者と選考委員による座談会も予定されており、授賞式・座談会の模様は日経電子版でライブ配信されます。

なお、受賞作は2022年2月に日本経済新聞出版から単行本として出版されます。

 

「第13回日経小説大賞」受賞作の内容および受賞者プロフィール

 
◆夜弦雅也さん「高望の大刀(たかもちのたち)」

<受賞作の内容>

9世紀後半、桓武帝のひ孫だが、無位無官の高望王が主人公。弓で戦う衛府の武官に不利な大刀で戦って勝てば官位を授けると言われ、高望は見事に勝利する。朝廷が繰り出す武官たちを次々に破るが、戦いのさなかに弾いた矢が、見物中の今上帝を傷付けたことで、高望は捕らえられてしまう。奸計によって謀反の罪に問われ、臣籍に落とされる。平姓を賜った高望は上総国に流されるが、そこから彼の逆襲が始まる。

 
<受賞者プロフィール>

夜弦雅也(やげん・まさや)さんは、1961年生まれ。福岡県出身。愛媛大学理学部卒業後、企業で法規関連などの業務に携わる。東京都在住。趣味はミュージカルの楽曲を歌うこと。

 


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