総再生1.1億回以上!重版を呼ぶ小説紹介クリエイター・けんごさんが「第1回けんご大賞」を発表! 「ベストオブけんご大賞」は綾崎隼さん『死にたがりの君に贈る物語』
書店取次大手の日本出版販売(日販)と「けんご大賞実行委員会」は、SNSで小説紹介をするけんごさんが“今年一番面白かった本”を選ぶ「第1回けんご大賞」を発表し、ベストオブけんご大賞に綾崎隼さん著『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)が選ばれました。
また、発表にあわせて受賞11作品のフェアが、12月16日より全国の日販取引書店約800店で実施されます。さらに、12月22日(水)には「けんご大賞」発表記念イベントを、紀伊國屋書店新宿本店にて開催します。
「Tik Tok売れ」が本の世界にも
2021年のトレンドワードのひとつ「TikTok売れ」。動画投稿プラットフォームサービスTikTokで紹介された商品が飛ぶように売れる現象が各業界で話題になりました。
出版業界、とくに文芸書市場に活気をもたらしたのが、今年一躍時の人となったTikTokクリエイター・けんごさん。けんごさんはTikTokをはじめ様々なSNSを駆使して日々、読者の方にたくさんの本を紹介し、これまで本を届けることが難しいと考えられてきた若い読者にも読書の楽しさを伝えています。
そのけんごさんが、「けんご大賞」を発表しました。「けんご大賞」は、けんごさんが「今年読んで最も面白かった本」を選ぶもので、今回が初めての実施となります。けんごさんは、TikTok内の本の紹介で今最も大きな影響力を持つと言われており、けんごさんの投稿をきっかけに多くの作品が注目され、重版されています。
この賞ではこの1年を振り返り、けんごさんが今年読んで面白かった11作品を【ベストオブけんご大賞】【けんご大賞】【特別賞】として選定しています。
受賞作は、12月15日(水)にけんごさんのTikTok 動画で発表されたほか、12月22日(水)発売の『小説現代 2022年1・2月合併号』(講談社)にも掲載されます。
<けんごさんからのコメント>
「けんご大賞」はもともと、個人でできるSNS 上でのちょっとした企画程度に考えていました。
それが多くの方々からのご協力もあり、とんでもない規模のものに……!
読者の方々に楽しんでいただける斬新な企画にできるように頑張ります!
けんご大賞受賞作品〔敬称略〕
2021年けんご大賞受賞作は以下の通りです。
【ベストオブけんご大賞】
『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社)
【けんご大賞】
『N』(道尾秀介/集英社)
『オーラの発表会』(綿矢りさ/集英社)
『君の顔では泣けない』(君嶋彼方/KADOKAWA)
『月曜日の抹茶カフェ』(青山美智子/宝島社)
『白鳥とコウモリ』(東野圭吾/幻冬舎)
『ばにらさま』(山本文緒/文藝春秋)
『星を掬う』(町田そのこ/中央公論新社)
『檸檬先生』(珠川こおり/講談社)
『夜行秘密』(カツセマサヒコ/双葉社)
【特別賞】
『白い薔薇の淵まで』(中山可穂/河出書房新社)
けんごさんプロフィール
月間20冊以上の本を読む社会人1年目。素敵な本との出会いの場を作るべく、様々なSNSを駆使して活動中。TikTok内の本の紹介において、いま最も大きな影響力を持つインフルエンサー。『残像に口紅を』(筒井康隆さん/中央公論新社)や『交換ウソ日記』(櫻いいよさん/スターツ出版)など、これまでけんごさんによって紹介された小説は品切れが相次ぎ、投稿をきっかけに数多くの作品が重版されています。TikTokフォロワー数は27万人(12月10日時点)。
「けんご大賞」選考委員長(選考委員1人)。来春デビュー作を刊行予定。
著者・綾崎さんの受賞コメント
小説家になって12年。『死にたがりの君に贈る物語』は、これまでに頂いてきたファンレターへの返信のつもりで書いた本でした。しかし、けんごさんはこの本で、私の本を初めて手に取って下さったと聞きました。それが、少し不思議で、でも、とても素晴らしいことだと感じています。まだ出会えていないだけの読者さんが沢山いると信じて、今日まで作家を続けてきました。初めましての皆様に出会える素敵なチャンスを頂けたことに、深く感謝しています。
<綾崎さんが『死にたがりの君に贈る物語』に込めた思い>
今日まで小説家でいられたこと。
これからも小説家でいられること。
当たり前ではない想いを言葉にしたら、ラブレターのような物語が出来ました。
ベストオブけんご大賞『死にたがりの君に贈る物語』とは?
熱狂的ファンを持つミステリアスな小説家の訃報から始まり、最後は大どんでん返しに驚愕し、涙する――。
発売直後からSNSで話題を呼び、感動の声が止まらない、青春ミステリ小説。けんごさんが紹介した動画をきっかけに口コミに火が付きました。その動画は現在100万再生を超えています。
★けんごさんによる紹介動画URL:https://www.tiktok.com/@kengo_book/video/6962084245154041090?lang=ja-JP&is_copy_url=1&is_from_webapp=v1
<あらすじ>
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。ミマサカに心酔していた16歳の少女・純恋が後追い自殺を図ってしまう。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。ミマサカの小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった作品の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで絶対に起こるはずのない事件が起きて――。
著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ!
著者プロフィール
著者の綾崎隼(あやさき・しゅん)さんは、、1981年生まれ。新潟県出身。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。
受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『盤上に君はもういない』(KADOKAWA)など著作多数。本作は著者にとって40冊目の刊行となる。
「けんご大賞」受賞作品フェア&発表記念イベントを開催
<「けんご大賞」受賞作品フェア概要>
■実施期間:2021年12月16日(木)~2022年1月中旬
■実施店舗:全国の書店約800店舗(https://hon-hikidashi.jp/bookstore/141265/)
<「けんご大賞」発表記念イベント開催概要>
■開催日時:2021年12月22日(水)16:00開始 18:00終了
■開催場所:紀伊國屋書店新宿本店 1Fひろば特設会場
■参加方法:当日、会場にて「けんご大賞」受賞作品をご購入ください。
■イベント概要:けんごさんから商品のお渡しおよび、プレゼント抽選会へ参加できます。
★イベント詳細:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1639366968/
死にたがりの君に贈る物語 綾崎 隼 (著) あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。 |
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