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【令和3年度 織田作之助青春賞】松尾晴さん「母を迎える」が受賞

織田作之助賞実行委員会は、織田作之助賞の「新人賞部門」となる、24歳までの若手を対象とした令和3年度「織田作之助青春賞」の受賞作を発表しました。

 

令和3年度「織田作之助青春賞」の受賞作が決定!

令和3年度「織田作之助青春賞」には、265編の応募があり、その中から次の作品が「青春賞」に選ばれました。
なお今回は、18歳以下を対象にした奨励賞候補作品はありませんでした。

 
<令和3年度「織田作之助青春賞」受賞作品>

■織田作之助青春賞

松尾晴(まつお・はる)さん 24歳(応募時)/神奈川県横浜市在住
「母を迎える」

※受賞作品「母を迎える」の全文は、三田文学会発行の季刊文芸誌『三田文學』2022年冬季号に掲載される予定です。

 
選考委員は、柏木治さん(関西大学名誉教授)、堂垣園江さん(作家)、吉村萬壱さん(作家)。

選考経過など詳細は、https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000549731.html をご覧ください。

 
なお、「織田作之助青春賞」の最終候補作品は以下の6編でした。

【最終候補作品】
◎「一生の関係」(ウシマ・トミダさん/24歳/埼玉県所沢市)
◎「炎舞」(中川朝子さん/21歳/愛知県長久手町)
◎「女たちの円卓」(保科史歩さん/20歳/神奈川県横浜市)
◎「がぶがぶ人間盛衰記」(新荘直大さん/24歳/東京都文京区)
◎「傷口に聖女」(秋戸陽さん/19歳/岡山県岡山市)
◎「母を迎える」(松尾晴さん/24歳/神奈川県横浜市)

 

織田作之助青春賞について

大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して、1983年(昭和58年)に「織田作之助賞」が創設されました。当初は公募の新人賞でしたが、2014年より、既刊の単行本を対象とする「織田作之助賞」と、未発表の短編小説を公募する「織田作之助青春賞」「織田作之助U-18賞」の三本立てになりました。

 
「青春賞」は、織田作之助がはじめて懸賞小説に応募した年齢の24歳までの若手を対象とし、「U-18賞」は高校生・中学生を中心とする18歳までの若者が対象。なお、2019年(令和元年)よりU-18賞は、青春賞と統合され、その名称が無くなりました。
ただし、U-18賞の趣旨を受け継ぐものとして、青春賞応募作品の中で18歳以下の優れた作品に特別賞などを贈ることがあります。

 
織田作之助賞、織田作之助青春賞ともに、大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社で構成される「織田作之助賞実行委員会」が主催。

なお、青春賞受賞者には、賞金30万円と記念品が贈られます。

 
【関連】
大阪市:令和3年度「織田作之助青春賞」の受賞作品が決定しました (…>歴史・文化に関する取り組み>顕彰事業)

 


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