「角川短歌賞」受賞者・竹中優子さん第一歌集『輪をつくる』が刊行
角川文化振興財団は、第62回角川短歌賞を受賞した竹中優子さんの第一歌集『輪をつくる』をKADOKAWAより刊行しました。
第62回角川短歌賞受賞作品「輪をつくる」からさらに深化したヒリつく抒情!
「女子が輪をつくる昇降口の先、花はひかりの弾薬庫として」
【各氏大絶賛】
「竹中の言葉は小さな刃物を秘めていて、柔らかく優しい修辞が通り過ぎたあとにすっと剃刀を走らせたような傷ができてハッとさせられる。」
――川野里子さん
「竹中さんは、この世に漂う面白いものを鋭く繊細にキャッチできる言語センサーを持っているのだ。文体は柔らかいが、どの歌にも唯一無二の味わいが濃密に詰まっている。」
――東直子さん
「「傷つくこと」をひらりとかわすために短歌はある。だが、竹中さんは違う。むしろ、無数のこまかな傷を己の心に刻印するかのように重く、鋭く、歌を詠む。」
――黒瀬珂瀾さん
著者プロフィール
著者の竹中優子(たけなか・ゆうこ)さんは、1982年生まれ。山口県出身。福岡市在住。歌人。
「未来」所属。2016年に第62回角川短歌賞を受賞。
歌集 輪をつくる 竹中 優子 (著) 「キン肉マンの肉だけ漢字であることの正しさにより押しひらく夏」 角川短歌賞受賞者の待望の第一歌集。 |
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