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【第5回渡辺淳一文学賞】金原ひとみさん『アタラクシア』が受賞

第5回渡辺淳一文学賞が決定!

第5回渡辺淳一文学賞が決定!

集英社は4月2日、第5回渡辺淳一文学賞の受賞作を発表しました。

 

第5回渡辺淳一文学賞が決定!

第5回渡辺淳一文学賞の受賞作が、次の通り決定しました。

 
<第5回渡辺淳一文学賞 受賞作品>

金原ひとみ(かねはら・ひとみ)さん
『アタラクシア』(集英社)

 
受賞者の金原ひとみさんは、1983年生まれ。東京都出身。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。2004年に同作で芥川賞、2010年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、2012年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

 
選考委員は、浅田次郎さん、小池真理子さん、髙樹のぶ子さん、宮本輝さん。

 

渡辺淳一文学賞について

渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一さんの功績をたたえ、「純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性を持った小説作品」を顕彰する文学賞です。集英社と公益財団法人一ツ橋綜合財団が主催。

前年の1月~12月に刊行された、日本語で書かれた小説(単行本および単行本未刊行の文庫)が対象。受賞者には、正賞として記念品、副賞として200万円が贈呈されます。

 

アタラクシア
金原 ひとみ (著)

望んで結婚したのに、どうしてこんなに苦しいのだろう――。

最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごしている翻訳者の由依。
恋人の夫の存在を意識しながら、彼女と会い続けているシェフの瑛人。
浮気で帰らない夫に、文句ばかりの母親に、反抗的な息子に、限界まで苛立っているパティシエの英美。
妻に強く惹かれながら、何をしたら彼女が幸せになるのかずっと分からない作家の桂……。

「私はモラルから引き起こされる愛情なんて欲しくない」
「男はじたばた浮気するけど、女は息するように浮気するだろ」
「誰かに猛烈に愛されたい。殺されるくらい愛されたい」

ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男女を、圧倒的な熱量で描き切る。
芥川賞から15年。金原ひとみの新たなる代表作、誕生。

 
【関連】
渡辺淳一文学賞 – 集英社

 


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