谷川俊太郎さんが命名!死をめぐる絵本シリーズ「闇は光の母」開幕 第1弾は小林エリカさん初の絵本『わたしは しなない おんなのこ』 発売前に全ページ試し読み配信中
児童書出版社の岩崎書店では、死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズがスタート、シリーズ第1弾『わたしは しなない おんなのこ』(作・絵:小林エリカさん)を8月25日に刊行します。
なお、発売に先駆けて、NetGalley(ネットギャリー)にて『わたしは しなない おんなのこ』の全ページを試し読み配信中です。
「闇は光の母」シリーズについて――出版社より
「死について想いをめぐらすことは、生きることについて考えるのと同じことである、と考えています。
このシリーズでは、言葉を使い、人の多様な営みを表現している作家たちに、様々な角度から「死」について考えていただき、絵本に仕立てていきます。
文字通り、足元がぐらつくような、不安な時代を生きていく子どもたちの生きる力となるシリーズです。」
<シリーズ名の名付け親! 詩人の谷川俊太郎さんによる推薦文>
「死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、果ては死をめぐる商業的な言葉までが氾濫している現代日本の中で、死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、この野心的な企画はそれ自体で、より深く死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。」
――谷川俊太郎
【「闇は光の母」シリーズラインナップ(予定)】 ※敬称略
(1)『わたしは しなない おんなのこ』作・絵:小林エリカ/2021年8月刊行
以下続刊
(2)『クヌギがいる』作:今森光彦・絵:城芽ハヤト/2021年10月刊行予定
(3)『ぼく』作:谷川俊太郎・絵:合田里美
(4)『ほっきょくで うしをうつ』作:角幡唯介・絵:阿部海太
(5)『スープとあめだま』作:ブレイディみかこ・絵:中田いくみ
『わたしは しなない おんなのこ』について
<あらすじ>
女の子は死にたくないと、それを歌にしました。
ねずみ、猫、ノミ、ウナギ…みんなが歌い継ぎ、歌は生き続けました。
アンネ・フランクの言葉に着想を得た著者初の絵本作品。
【期間限定!NetGalley(ネットギャリー)にて全ページ試し読み配信中!】
NetGalley(ネットギャリー)にて、全ページ試し読み配信中です。
著者プロフィール
小林エリカ(こばやし・えりか)さんは、1978年生まれ。東京都出身。作家・マンガ家。
小説に『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、『マダム・キュリーと朝食を』(第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補)(共に集英社)、他。アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにしたノンフィクション『親愛なるキティーたちへ』、コミック『光の子ども 1, 2, 3』(共にリトルモア)など。訳書に『アンネのこと、すべて』(編:アンネ・フランク・ハウス、日本語訳監修:石岡史子さん/(ポプラ社)がある。
闇は光の母 (1) わたしは しなない おんなのこ 小林 エリカ (著, イラスト) 谷川俊太郎命名「闇は光の母」シリーズ開幕 |
【関連】
▼わたしは しなない おんなのこ | 小林エリカ・作・絵 | 9784265089512|NetGalley
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