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【第34回トップポイント大賞】ビジネスリーダー1万人が選ぶ2021年上半期のベストビジネス書は『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』が受賞

ビジネスリーダー1万人が選ぶ<2021年上半期>のベストビジネス書が決定!

ビジネスリーダー1万人が選ぶ<2021年上半期>のベストビジネス書が決定!

新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』は、1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行い、第34回(2021年上半期)「トップポイント大賞」を決定しました。

 

ビジネスリーダー1万人が選ぶ<2021年上半期>のベストビジネス書が決定!

第34回トップポイント大賞の大賞に輝いたのは、オードリー・タンさん著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)。台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)である著者は、2020年にマスク在庫管理システムを構築するなど、同国の新型コロナウイルス封じ込めに大きく貢献しました。そんなIT業界の世界的異才による、世界初の自著です。

 
■大賞受賞書籍『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』について

台湾のコロナ対策が成功した秘密や、デジタル・AIが開く新たな社会像…。トランスジェンダーである生い立ちも交えつつ、オードリー・タン氏が自らの言葉で語り尽くします。

著者は本書で、進化し続けるデジタル技術について、「誰もが使える」ことが重要だと述べています。高齢者など、テクノロジーに馴染めない人たちが取り残されてしまっては意味がない、と。そして、不得手な人でも使えるように改良することが、社会のイノベーションへとつながっていくと説きます。

 
今回、投票にご協力下さった読者の方々からは、「イノベーションとは、より弱い存在の人たちに優先して提供されるべきものであり、それこそが誰も置き去りにしない、には感銘を受けました」といったコメントが寄せられました。

DX、ソーシャル・イノベーション、LGBTQ…。本書には、現代社会が抱える様々な課題が盛り込まれています。私たちはこれらの課題にどう取り組んでいくべきか ―― 。そのヒントが詰まった一冊です。

 
■オードリー・タンさんの受賞コメント

この度は大変名誉ある賞をいただき、日本のみなさまに心から御礼を申し上げます。

本書の中で書かれているように、デジタルテクノロジーは時間と空間の制限を超えて、離れた人々を結びつけ、共通の価値を創造するためのものです。したがって、デジタル社会では、いかなる人も置き去りにしてはなりません。このような私の考え方を多くの方々に共感していただけたことは大きな喜びです。

より良き社会を作り上げるために、今後もみなさまと議論を続けさせていただければ幸いです。

 
■『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』に投票した読者のコメント(抜粋)

◎デジタル社会と、どうしてもピンと来ないLGBTQ社会を理解しようとして読んだ。青銀共創をめぐる一連のエピソードに、誰も置いていかない、という思いを感じた。(60代・男性)

◎「青銀共創」という言葉に感化されました。もう若い人に任せようと最近は考えていましたが、まだまだがんばらなければと思いを新たにしました。(50代・男性)

◎いち早く新型コロナを封じ込めた台湾の取り組みを知り、日本国内の状況を悲しく思った。(40代・男性)

◎彼女の語る言葉は、ものすごくわかりやすく、納得がいきやすい。彼女の取った政策は、彼女の人生に基づいているのだと思った。(40代・男性)

◎コロナの対応も見事です。しかし、AIの未来はどうなるのか、高齢者にとって安心できるものなのか。愛情に満ちた本です。(男性)

◎イノベーションとは、より弱い存在の人たちに優先して提供されるべきものであり、それこそが誰も置き去りにしない、には感銘を受けました。(60代・男性)

 
<著者・オードリー・タン(Audrey Tang/唐鳳)さん プロフィール>

台湾デジタル担当政務委員(閣僚)。1981年生まれ。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任。2016年、蔡英文政権において35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣。2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、感染拡大防止に大きな貢献を果たす。

 

2021年上半期「トップポイント大賞」およびベスト10冊〔敬称略〕

【大賞】『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』 オードリー・タン 著/プレジデント社

 
2位『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン 著/新潮社

3位『ビジネスの未来』 山口 周 著/プレジデント社

4位『Sleep, Sleep, Sleep』 C・ベネディクト/M・トゥーンベリエル 著/サンマーク出版

5位『妄想する頭 思考する手』 暦本純一 編/祥伝社

6位『アメリカを動かす宗教ナショナリズム』 松本佐保 著/筑摩書房

7位『日本企業の復活力』 伊丹敬之 著/文藝春秋

8位『NO RULES』 リード・ヘイスティングス/エリン・メイヤー 著/日経BP・日本経済新聞出版本部

9位『思考からの逃走』 岡嶋裕史 著/日経BP・日本経済新聞出版本部

10位『運気を引き寄せるリーダー 七つの心得』 田坂広志 著/光文社

★詳細:https://www.toppoint.jp/bestbook/announcement/182

 

「トップポイント大賞」決定に合わせた書店店頭フェアを開催!

本賞の決定に伴い、丸善ジュンク堂書店ほか全国の主要大型書店43店舗にて、「トップポイント大賞受賞書籍フェア」が開催されます。

フェアでは、ベスト10冊に選ばれた各書籍を、その書籍の読みどころや読者のコメントと併せて展示するとともに、オードリー・タンさんの受賞コメントや本賞の概要を紹介した小冊子(無料)を配布します。フェアは、8月より約1ヵ月間の開催予定です。

 

「トップポイント大賞」とは

「トップポイント大賞」は、新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT』が読者アンケートによって半年ごとの「ベストビジネス書」を決定するものです。2004年より前身の「読者が選ぶベストブックアンケート」を開始し、今回で通算34回目の開催となります。

読者アンケートは、ビジネスリーダーを中心とする1万名以上の『TOPPOINT』読者を対象に、本誌が半年間で紹介した書籍60冊の中から「ベスト3」を選ぶ形式で実施。1位3点、2位2点、3位1点として集計し、総得点1位の書籍を「トップポイント大賞」として選定。併せて、得点順に上位10冊を選出します。

 

新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT』について

『TOPPOINT』は、毎月数多く出版されるビジネス関連の新刊書の中から、「一読の価値ある本」を厳選し、その概要を紹介する月刊誌です。

毎月、100冊前後のビジネス関連の新刊書を熟読、その中でも特に「内容が斬新」「アイデアに溢れた」10冊を厳選し、その概要を紹介します。1987年の創刊以来30年以上にわたり、第一線のビジネスリーダーを中心に購読されています。

★公式ホームページURL:https://www.toppoint.jp/

 

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
オードリー・タン (著), プレジデント書籍編集チーム (編集)

インタビュー時間20時間超!
オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、夢を語る!!

世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の叡智が、描くデジタルとAI(人工知能)の未来!

台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。

本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくします。

 
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2021年上半期 TOPPOINT大賞 発表 – 新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント) 』

 


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