女優・映画監督の小川紗良さん初小説『海辺の金魚』が刊行 自ら監督をつとめた映画「海辺の金魚」の世界を掘り下げ小説化!
映画監督・女優・文筆家と幅広く活躍する小川紗良さんが初めて執筆した小説『海辺の金魚』が、ポプラ社より刊行されました。
6月25日公開予定の長編映画監督作『海辺の金魚』の世界を膨らませ、自ら小説化した作品となります。児童養護施設を舞台に、ひとりの少女と子どもたちの成長を温かい視点で描いた、みずみずしい感動作です。
小川紗良さんが自ら監督をつとめた長編映画『海辺の金魚』(6月25日公開)の世界を掘り下げ小説化!
本作は、児童養護施設を舞台に、ひとりの少女とそこで暮らす子どもたちの成長を温かい視点で描いたみずみずしい連作短編集です。
表題作でもある「海辺の金魚」は、6月25日に公開予定で、韓国・全州国際映画祭正式出品も決まっている同タイトルの長編映画(監督・脚本:小川紗良さん)をベースにしており、小説ではその他映画で描かれていない子どもたちや主人公の姿が全4篇のオムニバス形式で丁寧に描かれています。
著者の小川紗良さんは、映画監督・映像作家として大学時代に短編・中編作を監督し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭やPFFアワード等に入選。
さらには、NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』、『アライブ がん専門医のカルテ』、『フォローされたら終わり』他ドラマや映画、テレビCMに数多く出演するなど俳優業でも活躍中です。
今回、初めて小説に挑戦したとは思えないほど卓越した描写センスと美しくやわらかな筆致で、文学の分野においても新たな才能の出現を感じさせる期待作となりました。
<あらすじ>
児童養護施設で暮らす花は、夏を迎えて18歳になった。翌春には施設を出るきまりだが、将来への夢や希望が何ひとつない。花が8歳のとき、母親が無差別殺人の罪で逮捕・勾留されて以来、彼女の心には何物も入り込む余地がなくなっていたのだった。ある日、ボロボロのぬいぐるみを抱えた女の子・晴海が施設にやってくる。必死になってぬいぐるみを抱きしめている晴美の姿に、花はかつての自分を重ね合わせていた……。
表題作「海辺の金魚」の他、「みっちゃんはね、」「星に願いを」「花びらとツバメ」の4篇を収録した連作短編集。
著者プロフィール
著者の小川紗良(おがわ・さら)さんは、1996年生まれ。東京都出身。早稲田大学文化構想学部卒業。役者、映像作家、執筆家。高校時代に映像制作を始め、並行して役者としても活動を開始。
大学時代に監督した短編・中編作が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭やPFFアワード等に入選。卒業後、長編初監督作品である『海辺の金魚』(2021年)では、韓国・全州国際映画祭に正式出品される。
役者としてもNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』、『アライブ がん専門医のカルテ』『フォローされたら終わり』など数多くのドラマに出演。映画『ビューティフルドリーマー』(本広克行監督/2020年)では主演を務めている。本書が初の小説執筆となる。
映画『海辺の金魚』について 〔敬称略〕
6月25日(金)新宿シネマカリテほか公開
■監督・脚本・編集:小川紗良
■出演:小川未祐、花田琉愛、芹澤興人、福崎那由他、山田キヌヲ
■撮影:山崎裕
■音楽:渡邊崇
■スチール:川島小鳥
■企画・プロデュース:小出大樹
■共同プロデューサー:岡田真、佐藤現
■主題歌:橋本絵莉子「あ、そ、か」(Sony Music Artists Inc.)
■特別協力:鹿児島県阿久根市・阿久根市フィルムコミッション
■製作・配給:東映ビデオ (c)2021東映ビデオ
<ストーリー>
身寄りのない子供たちが暮らす家で育った18歳の花(小川未祐)は、施設で暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに新たに8歳の少女・晴海(花田琉愛)が入所してくる。かつての自分を重ねた花は、晴海と過ごすうちに今までに無かった感情が芽生えてゆく。
★公式ツイッター:https://twitter.com/UmibeKingyo
★公式サイト:https://umibe-kingyo.com/
【予告編】:https://youtu.be/_OruL3iJItU
海辺の金魚 小川 紗良 (著) |
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