気鋭の評論家・宇野常寛さん初の長編小説『チーム・オルタナティブの冒険』が刊行
ホーム社は、気鋭の評論家・宇野常寛さんによる初の長編小説『チーム・オルタナティブの冒険』を集英社より刊行しました。
地方都市で起こった謎の事件をめぐる、高校生たちのひと夏の冒険譚。
【あらすじ】
その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。
愛すべき仲間たちとの変わり映えのない、退屈な、しかし心地よい閉じた楽園が、一人の女性教師の死をきっかけに崩壊していく──。
謎の美しい転校生、親友の失踪、変わり者の教師などが誘う、ひと夏の冒険譚。
――この街の真面目で、勉強がある程度できる人たちのほとんどは地元の国立大学か教育大学に進学して役人か教師になる。僕はそういった大人たちを想像力の要らない仕事で人生を摩耗させている、絶望的につまらない人間たちなのだと軽蔑していた。
(本文より)
2008年のデビュー(『ゼロ年代の想像力』)より16年目にして問う、宇野常寛さんの新たなる「想像力」!
<推薦のコメント>
「宇野の執念と狂気。彼が仮面を外すことはない。それが彼の素顔だからだ。」
――井上敏樹さん(脚本家/「平成仮面ライダーシリーズ」等)
「この小説は読者の心に残るだけでなく、創り手にも新たな影響を与えることになるだろう。誰かの血となり肉となる、熱意のある物語だ。」
――ーけんご@小説紹介さん(小説紹介クリエイター)
★ホーム社文芸図書WEBサイト「HB」にて、第1話を試し読み公開中:https://hb.homesha.co.jp/n/n43b4987c5d2d
著者プロフィール
宇野常寛(うの・つねひろ)さんは、評論家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。立教大学社会学部兼任講師も務める。
著書に 『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)、石破茂さん(衆議院議員)との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』 (河出書房新社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『砂漠と異人たち』(朝日新聞出版)、『楽器と武器だけが人を殺すことができる』(KADOKAWA/メディアファクトリー)など。
チーム・オルタナティブの冒険 宇野 常寛 (著) 装丁=川名潤 イラスト=みすず |
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