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文藝春秋が2020年電子書籍DL数ベスト10を発表 1位は石井妙子さん『女帝 小池百合子』

文藝春秋が2020年電子書籍DL数ベスト10を発表

文藝春秋が2020年電子書籍DL数ベスト10を発表

文藝春秋「電子書籍編集部」では、文藝春秋の電子書籍約5,200点のダウンロード数を元に集計した、2020年電子書籍ベスト10を発表しました。

 

文藝春秋「2020年電子書籍ダウンロード数ベスト10」〔敬称略〕

1位:『女帝 小池百合子』(石井妙子)

2位:『裸一貫! つづ井さん2』(つづ井)

3位:『コンビニ人間』(村田沙耶香)

4位:『一人称単数』(村上春樹)

5位:『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』(冨山和彦)

6位:『少年と犬』(馳 星周)

7位:『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹)

8位:『熱源』(川越宗一)

9位:『反日種族主義 日韓危機の根源』(編著:李 栄薫)

10位:『女と男 なぜわかりあえないのか』(橘 玲)

 

大反響を呼んだ『女帝 小池百合子』が今年の1位に!

1位は東京都知事選直前に刊行された『女帝 小池百合子』(石井妙子さん)でした。争点となったコロナ対策を現職の小池知事に任せて大丈夫かと考えた多くの有権者が読んだためでしょうか。

 
【著者・石井妙子さんのコメント】

時短営業やステイホームが叫ばれるコロナ禍の中、読者の手もとに届くのだろうかと不安に思いながらの出版でした。ですが発売直後から思いがけず、「自宅待機となり、電子書籍で読んでいます」という声をたくさん頂きました。「非常時における強さ」という電子書籍の特性、このような状況下でも本を読もうとして下さる方々がいるという事実に接し、深く感激いたしました。電子書籍に親しみを持つ若い世代の読者と出会えたことも望外の喜びです。すべての読者に心より感謝申し上げます。

 

2位は人気コミックエッセイ『裸一貫! つづ井さん2』(つづ井さん)。とことん自由に人生を楽しむ、女子たちの日常コメディーの第2巻です。

3位の『コンビニ人間』(村田沙耶香さん)は芥川賞を受賞した2016年が1位、17年2位、18年2位、19年は1位と、5年間ずっと売れ続けている作品です。

 
コミック作品、合本、電子オリジナルの好調という、ここ数年の文藝春秋の電子書籍の傾向は今年も続いています。

コミックは10作品がベスト100入り、合本はテレビドラマ人気に支えられ25位に『合本 半沢直樹』(池井戸 潤さん)、安定して売れ続けている『合本 竜馬がゆく』(司馬遼太郎さん)が90位と存在感を見せています。映画の電子パンフレットという初の試みに挑戦した『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』が20位、大人気和風ファンタジー・八咫烏シリーズの外伝(阿部智里さん)が26、33、75、98位と4作品、さらに2021年10月にドラマ化が決まった『日本沈没 決定版』(小松左京さん)が44位に入っています。

なお、このランキングをまとめた『2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】』が各電子書店で順次配信中です(無料)。

 

女帝 小池百合子 (文春e-book)
石井 妙子 (著)

コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。
女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。
しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。

「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へ――
常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。
今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、四年の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。

2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】
文藝春秋 (著)

コロナ禍に揺れた2020年、もっともよく読まれている作品は?

文藝春秋の電子書籍約5200点のダウンロード数を元に集計した、電子書籍ベスト100です。
2020年の1位は、あのノンフィクション!
今年も文学、ノンフィクション、コミックと、バラエティに富んだランキングになりました。

 


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