「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品が決定 佐々涼子さん、梯久美子さん、石井妙子さん、濱野ちひろさん、高橋ユキさん、ブレイディみかこさんの6作品
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」は、2019年7月1日から2020年6月30日の間に日本語で出版されたノンフィクション作品全般(海外作品の翻訳本は除く)を対象に書店員による一次投票が行われ、ノミネート作品が決定しました。
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品
第3回となる「2020年ノンフィクション本大賞」は、一次投票が5月20日より6月30日まで行われ、書店員78人が投票。その集計の結果、上位6作品がノミネート作品に決定しました。
なお、7月20日から9月20日まで二次投票が行われ、11月上旬に最終結果が発表される予定です。
【ノミネート作品】
◎『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子さん/集英社インターナショナル)
◎『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子さん/KADOKAWA)
◎『女帝 小池百合子』(石井妙子さん/文藝春秋)
◎『聖なるズー』(濱野ちひろさん/集英社)
◎『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(高橋ユキさん/晶文社)
◎『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』(ブレイディみかこさん/筑摩書房)
「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」について
ノンフィクション本大賞は、2018年にYahoo!ニュースと本屋大賞が創設。過去1年間に日本語で出版されているノンフィクション作品全般(新書、海外作品の翻訳本は除く)を対象に、全国の書店で働く書店員の投票で大賞を決定します。受賞者には、賞金(取材支援費)として100万円が贈られます。
選考は、一次投票で一人3作品を選んでコメント付きで投票、その集計結果、上位6作品をノミネート本として発表。二次投票はノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。二次投票の集計結果により大賞作品を決定します。
エンド・オブ・ライフ 佐々 涼子 (著) 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、死への向き合い方は意外なものだった。 |
サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する 梯 久美子 (著) かつて、この国には“国境線観光”があった。 |
女帝 小池百合子 石井 妙子 (著) コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。 しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。 「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へ―― |
聖なるズー 濱野 ちひろ (著) 犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく―。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞。 |
つけびの村 噂が5人を殺したのか? 高橋ユキ(タカハシユキ) (著) 2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。 |
ワイルドサイドをほっつき歩け –ハマータウンのおっさんたち ブレイディみかこ (著) 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に次ぐ待望の最新エッセイ集、10万部突破!! 日常をゆるがす大問題を前に果敢に右往左往するおっさん(おばさん)たちの人生を音楽にのせて描く。 恋と離婚、失業と抵抗。絶望している暇はない。 EU離脱の是非を問う投票で離脱票を入れたばっかりに、残留派の妻と息子に叱られ、喧嘩が絶えないので仲直りしようと漢字で「平和」とタトゥーを入れたつもりが、「中和」と彫られていたおっさんの話…… |
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