本のページ

SINCE 1991

蝉谷めぐ実さん「小説 野性時代新人賞」受賞作『化け者心中』刊行 刊行記念師弟対談も公開

蝉谷めぐ実さん著『化け者心中』(KADOKAWA)

蝉谷めぐ実さん著『化け者心中』(KADOKAWA)

第11回「小説 野性時代新人賞」を受賞した、蝉谷めぐ実さん著『化け者心中』が、KADOKAWAより刊行されました。

 

全選考委員を唸らせた規格外の大型新人デビュー! 森見登美彦さん「こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである。脱帽!」

本書の装画は、『百と卍』(第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作)で人気の紗久楽さわさんが担当。作品から刺激を受け「ラフイラストがあんなに頭からするすると溢れ出す作品に巡りあえたことは久しぶり」と何点ものイラストを版元に送り、怪しくも艶やかな作品に仕上がりました。

『化け者心中』書店用パネル

『化け者心中』書店用パネル

本書は、全選考委員の圧倒的評価を集めた、規格外の大型新人が描く歌舞伎ミステリ。発売前にゲラを読んだ作家、書評家、書店員から絶賛につぐ絶賛のコメントが続々と寄せられています。

 
◆「蝉谷めぐ実氏のご近所には、この奇々怪々な「江戸」がそのまま残っているのではないか、作者はそんな「江戸」の片隅をひらひらしながら、身のまわりのことを書いているのではないか、そんなふうにさえ思われた。台詞は粒ぞろいの美しさ、ひとつひとつがつやつやしている。お正月の皺ひとつない黒豆のごとし!こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである。脱帽!」
――作家 森見登美彦さん(「小説 野性時代新人賞」選考委員)

◆「早くもシリーズ化希望!」
――作家 辻村深月さん(「小説 野性時代新人賞」選考委員・選評より)

◆「作品の命というべきものが吹き込まれている」
――作家 冲方丁さん(「小説 野性時代新人賞」選考委員・選評より)

◆「大傑作!!江戸という時代と場所、芝居の世界のバーチャル体験として見事」
――書評家・ライター 吉田大助さん

◆「現代の戯作者としての力量を秘めている。とんでもない新人が登場したものだ」
――書評家 菊池仁さん

◆「あまりに興奮して、体が乗っ取られたようになってしまって、あまりもの面白さに、読み急いでしまった…。読んでいるときは、コロナのことや、在宅で仕事していることとか、このアホみたいな暑さのこと忘れられました。」
――本の雑誌社 浜田公子さん

◆「これで新人とか…本当でしょうか。ぜひ豪華絢爛な舞台や映画で観たい!」
――丸善 丸の内本店 高頭佐和子さん

◆「男でありながら誰よりも美しく女性を表現する魚之助を含め、演じることにどこまでも深く魅入られた者たちの想いと覚悟に圧倒される。まさに頭を下げてでも売らせて欲しい猛烈オススメなデビュー作!」
――ときわ書房 宇田川拓也さん

◆「取り憑いたら離れない「鬼気迫る」以上の物語。すっかり呑み込まれ、抜け殻状態。。」
――ブックジャーナリスト 内田剛さん

◆「腰骨にぶるぶるくるような怪しい感覚とラストのカタルシス。ラフイラストがあんなに頭からするすると溢れ出す作品に巡りあえたことは久しぶりでした!」
――装画担当 紗久楽さわさん

◆「アウトローな存在であり、かつ男女の性別からも逸脱している役者が、一般人と違った生理や道徳観念を持っているということを浮き彫りにしていく展開がスリリング。これは肚の坐った書き手だ」
――書評家 杉江松恋さん

◆「江戸の景色が浮かんでくるような文章のセンスは驚異的である。今後に期待したくなる有力新人であることは間違いない」
――ミステリ評論家 千街晶之さん(『小説 野性時代』11月号掲載書評より)

◆「登場人物の個性と独特な語り口調、惹き込まれました!目に浮かぶような人物たちの行動に舞台を見ているような気になり、まさに自分もその場にいるように。」
――八重洲ブックセンター 狩野大樹さん

◆「芸道小説+ミステリーになっていて、エキセントリックな名探偵を、魚之助の独自のキャラクターに重ね合わせたところが巧み。芸の畜生道のバラエティ・ショー、芝居の世界で生きる者たちの地獄を鮮やかに表現していて、たいへん面白く読みました。」
――評論家 細谷正充さん

◆「友情でも恋でもない、魂の鋭いぶつかり合いの先に見えてくる珠玉の結末からは、人の心の襞を徹底的にえぐり出そうとする著者の心意気が見えてくる」
――書評家・ライター 門賀美央子さん

 
胸キュンの関係性萌え、「性」への切実な葛藤といった現代性も備え、キャラクターの魅力も満載。新人離れした筆力と熱量を備えた作品の誕生です。

 

カドブンで「刊行記念師弟対談」「著者インタビュー」などを公開

【カドブン】児玉竜一さん(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実さん 対談

【カドブン】児玉竜一さん(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実さん 対談

【対談】
★小説 野性時代新人賞受賞作『化け者心中』 刊行記念師弟対談
児玉竜一さん(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実さん/芸界の情念に手をつっこんで
https://kadobun.jp/feature/talks/1xcog9331e80.html

 
【インタビュー】
★蝉谷めぐ実『化け者心中』刊行記念インタビュー「自身のどうしようもないところを、いかにして乗り越えるか――」
https://kadobun.jp/feature/interview/1w71w7n0dlb4.html

 
【レビュー】
★人か鬼か、芸道に執着する男たちの物語『化け者心中』
評者 ミステリ評論家 千街晶之さん
https://kadobun.jp/reviews/4bfadstznrqc.html

 
【試し読み】
★刊行前から話題沸騰の野性時代新人賞受賞作、ぶっちぎりの江戸歌舞伎エンタメ、開幕!!
https://kadobun.jp/trial/bakemonosinju/f4d129t88v4k.html

 
【読み物】
★身体ごと攫(さら)われていく、かつてない読書体験! 野性時代新人賞受賞作『化け者心中』がスゴすぎると刊行前から話題沸騰!
https://kadobun.jp/feature/readings/6r0dffshqbs4.html

 

その所業、人か、鬼か――規格外の熱量を孕む「小説 野性時代新人賞」受賞作!『化け者心中』について

 
<あらすじ>

時は文政、所は江戸。鳥屋を営む藤九郎は稀代の女形として人気を誇った元役者の魚之助に呼び出され、中村座の座元の許へと向かう。数日前『堂島連理柵』という新作台本の前読みを役者六人で車座でおこなった際、輪の真ん中に誰かの頭がごろぅり、転げ落ちてきたという。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを食い殺して成り代わっているのは間違いない。

二人は「鬼探し」の道行と洒落こむが、それは同時に、役者たちが芸の道をきわめるために鎬を削る地獄めぐりでもあった。梨園の知られざる闇、血のにじむような努力や才能への渇望、葛藤を目の当たりにするうちに、藤九郎は、人と鬼の境目に深く思いを致すことになる。

芝居中、熱狂的な贔屓に襲われて足を失い、悪態をつきながら失意のうちに過ごす魚之助をなんとか舞台に戻してやりたい、その一念だった藤九郎だが、“傾奇者”たちの凄まじい執念を目の当たりにするうち、心も体も女形として生きてきた魚之助の人生や役者としての業と正面から向き合うことになり――。

善悪、愛憎、男女、美醜、虚実、今昔――すべての境を溶かしこんだ狂おしくも愛おしい異形たちの相克。

 

著者プロフィール

著者の蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)さんは、1992年大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。広告代理店勤務を経て、現在は大学職員。

2020年本作で第11回「小説 野性時代 新人賞」を受賞する。

 

化け者心中
蝉谷 めぐ実 (著)

その所業、人か鬼か―時は文政、所は江戸。当代一の人気を誇る中村座の座元から、鬼探しの依頼を受け、心優しい鳥屋の藤九郎は、かつて一世を風靡した稀代の女形・魚之助とともに真相解明に乗り出す。しかし芸に心血を注ぐ“傾奇者”たちの凄まじい執念を目の当たりにするうち、藤九郎は、人と鬼を隔てるもの、さらには足を失い失意の底で生きる魚之助の業に深く思いを致すことになり…。善悪、愛憎、男女、美醜、虚実、今昔―すべての境を溶かしこんだ狂おしくも愛おしい異形たちの相克。第11回小説野性時代新人賞受賞作。

 
【関連】
【野性時代新人賞受賞作『化け者心中』 刊行記念師弟対談】児玉竜一(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実/芸界の情念に手をつっこんで | カドブン
蝉谷めぐ実『化け者心中』刊行記念インタビュー「自身のどうしようもないところを、いかにして乗り越えるか――」 | カドブン
人か鬼か、芸道に執着する男たちの物語『化け者心中』 | カドブン
刊行前から話題沸騰の野性時代新人賞受賞作、ぶっちぎりの江戸歌舞伎エンタメ、開幕!! 『化け者心中』発売前試し読み#1 | カドブン
身体ごと攫われていく、かつてない読書体験! 野性時代新人賞受賞作『化け者心中』がスゴすぎると刊行前から話題沸騰! | カドブン

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です