『小説 野性時代』11月号は「短編特集」に川越宗一さん、香月夕花さん、重松清さん、古内一絵さん 薬丸岳さんの人間存在の根源に迫る長編新連載も
KADOKAWAは月刊文芸小説誌『小説 野性時代』2020年11月号(No.204)を発売しました。表紙・グラビアは岡田健史さんが登場。
【新連載】薬丸岳さん「最後の祈り」――死刑囚の心の深淵を描き切る、迫真のサスペンス!
重い罪を犯した、塀の向こうの受刑者たち。その瞳の中に、牧師は何を見るのか――。
なお、KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では本作の試し読みを公開中。
★「最後の祈り」試し読み:https://kadobun.jp/trial/yasei/cu0q4q2ig34s.html
【新連載】海堂尊「医学のつばさ」――『医学のひよこ』続編がスタート!中学生医学生たちの活躍と成長を描く
政府に囚われ、鎖に繋がれた巨大未確認生物〈いのち〉。中学3年生のカオルたちは大人の謀略から守ろうと奔走する!
【短編特集】
◆川越宗一さん「虹の侍」
新しい時代に馴染めぬまま、移民としてハワイに渡った旗本夫婦を待ち受けていた運命とは?
この秋一番の感動を約束する、著者会心の110枚!
■重松清さん「なすびの牛の背にのって」
亡くなった母を迎えるお盆、今年は新しい「ママ」がいる。ぼくと姉の揺らぐ気持ちは……。
◆古内一絵さん「逃げる男 ―山亭ミアキス―」
迷い込んだ山奥の宿には、不思議な従業員たちが待っていた。彼らの正体と目的とは!?
◆香月夕花さん「薔薇なんてどこにも」
音楽療法士を目指す真尋が出会ったのは、音階練習ばかりを繰り返す一人の少女で――。
&『見えない星に耳を澄ませて』刊行記念インタビュー!
【刊行記念師弟対談】蝉谷めぐ実さん『化け者心中』
◆対談:蝉谷めぐ実さん×児玉竜一さん(早稲田大学教授)
◆書評:千街昌之さん「人か鬼か、芸道に執着する男たちの物語」
連載
◆赤川次郎さん「天使に賭けた命」(最終回)
映画の主演女優の「代役」を頼まれたマリは、ポチと一緒に優雅なホテル暮らしを満喫中。
けれど、破格の待遇の裏には大きな陰謀が……!?
◆中島京子さん「ムーンライト・イン」(最終回)
「楽しかった。夢みたいな時間だった。でも、こんな時間が、いつまで続くわけがない――」
ムーンライト・インに別れの朝がやってくる。
◆貫井徳郎さん「悪の芽」(最終回)
無差別大量殺人犯は、なぜ罪を犯したのか。深い絶望の底を見た安達は――。
魂の叫びに心震える、衝撃の最終回!
小説 野性時代 第204号 2020年11月号 (KADOKAWA BUNGEI MOOK) 小説野性時代編集部 (編集) 薬丸岳が、人間存在の根源に迫る新連載[「魂の行方」スタート! 薬丸 岳の人間存在の根源に迫る長編新連載ほか、 表紙&グラビアは、映画「望み」より岡田健史! |
◆「さあ、化けもん暴きの幕が開くで」蝉谷めぐ実さん『化け者手本』が刊行 | 本のページ
◆受難(パシヨン)を越えて、求めよ、自由を――直木賞作家・川越宗一さんが「小西マンショ」を描く歴史長編『パシヨン』が刊行 | 本のページ
◆Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第6弾!古内一絵さん書き下ろし小説『百年の子』を石田ひかりさんが朗読 | 本のページ
◆【第14回小説 野性時代 新人賞】奨励賞に関かおるさん「隣も青し」 | 本のページ