集英社の文芸単行本公式サイト「集英社 文芸ステーション」がオープン

集英社の文芸単行本公式サイト「集英社 文芸ステーション」がオープン
集英社は、同社の文芸単行本公式サイト「集英社 文芸ステーション」を9月24日にオープンしました。
同サイトは、2007年から運用してきた文芸Webサイト「RENZABURO」を大幅リニューアル、「集英社 文芸ステーション」として新たにスタートさせたものです。
作品と著者により深くフォーカスして、新刊の内容紹介、試し読み、インタビュー、書評、エッセイ、関連情報などを随時更新していきます。
オープニング・コンテンツとして、明治・大正を駆け抜けたアナキストで婦人解放運動家の伊藤野枝の、短くも鮮烈な生涯を描いた長編小説『風よ あらしよ』(9月25日発売)の著者・村山由佳さんのインタビューを掲載。
また、「RENZABURO」で掲載されていた、2021年1月のアニメ化も話題の「2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years」(著:壁井ユカコさん)をはじめとする連載や、新刊案内コンテンツなどは、ひきつづき新サイトに掲載されます。
★「集英社 文芸ステーション」:https://www.bungei.shueisha.co.jp/
風よ あらしよ 村山 由佳 (著) 服従するな。立ち上がれ。 どんな恋愛小説もかなわない不滅の同志愛の物語。いま、蘇る伊藤野枝と大杉栄。震えがとまらない。 ページが熱を帯びている。火照った肌の匂いがする。28年の生涯を疾走した伊藤野枝の、圧倒的な存在感。100年前の女たちの息遣いを、耳元に感じた。 時を超えて、伊藤野枝たちの情熱が昨日今日のことのように胸に迫り、これはむしろ未来の女たちに必要な物語だと思った。 明治・大正を駆け抜けた、アナキストで婦人解放運動家の伊藤野枝。生涯で3人の男と〈結婚〉、7人の子を産み、関東大震災後に憲兵隊の甘粕正彦らの手により虐殺される――。その短くも熱情にあふれた人生が、野枝自身、そして2番目の夫でダダイストの辻潤、3番目の夫でかけがえのない同志・大杉栄、野枝を『青鞜』に招き入れた平塚らいてう、四角関係の果てに大杉を刺した神近市子らの眼差しを通して、鮮やかによみがえる。著者渾身の大作。 [主な登場人物] |
2.43 清陰高校男子バレー部 1 (集英社文庫) 壁井 ユカコ (著) 東京の強豪中学バレー部でトラブルを起こした灰島公誓は、母方の郷里・福井に転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会する。ほとんど活動も行われていないバレー部で、一人黙々と練習を始める灰島だが…。ずばぬけた身体能力を持つがヘタレな黒羽と、圧倒的な情熱と才能ゆえに周囲との軋轢を引き起こす問題児・灰島を中心に、田舎の弱小バレー部の闘いが始まる!純粋で真っ直ぐな青春小説、誕生。 |
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