直木賞作家・白石一文さん『一億円のさようなら』が文庫化&ドラマ化
徳間書店は、2018年に刊行された直木賞作家・白石一文さん『一億円のさようなら』を文庫化し、徳間文庫より刊行しました。
また、同作はNHK BSプレミアムでドラマ化され、9月27日(日)より放送される予定です。
あなたは人生リセットできますか? さまよえる大人たちに贈る極上の物語が文庫化
「ぼくは、この作品にまるまる2年間費やした。もうこれ以上おもしろい物語は書けないかもしれない」――白石一文さん
<あらすじ>
加能鉄平は妻・夏代の驚きの秘密を知る。
30年前、夏代は伯母の巨額遺産を相続、そしてそれは今日まで手つかずのまま銀行にあるというのだ。
その額、48億円。結婚して20年。なぜ妻はひた隠しにしていたのか。日常が静かに狂いだす。続々と明らかになる家族のヒミツ。爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争…。
誰も信じられなくなった鉄平は、ひとつの決断をする。人生を取り戻すための大きな決断を。夫婦とは、家族とは、お金とは。困難な今を生きる大人たちに贈る、文句なしの最高娯楽小説。
【担当編集より】
「物語の思いもよらない展開に驚かされる一方、会社員として、家庭人として、身につまされもしました。大人のための極上娯楽小説。ぜひおすすめします」
――加地真紀男さん(文芸編集局局長)
「夫婦、男女、家族。ひとは複数の顔を持ち、さまざまな思いを胸に秘めている。ゆえに人生は複雑だ。白石一文はその複雑さを熱気と色気たっぷりに描き出した。絶え間ない、ハラハラドキドキ。これが小説です!」
――崔鎬吉さん(担当編集者)
著者プロフィール
著者の白石一文(しらいし・かずふみ)さんは、1958年、福岡県生まれ。早稲田大学卒業。2009年に『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、2010年に『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞。
『神秘』『愛なんて嘘』『ここは私たちのいない場所』など著書多数。
プレミアムドラマ『一億円のさようなら』概要
■放送:NHK BSプレミアムで9月27日(日)スタート(予定) 毎週日曜よる10時から(連続8回)
■出演:上川隆也さん、松村北斗さん(SixTONES)、森田望智さん、安田成美さん ほか
■原作:白石一文さん『一億円のさようなら』
■脚本:渡邉真子さん(『モンローが死んだ日』『恋はつづくよどこまでも』)
■脚本監修:岡田惠和さん(『ひよっこ』『少年寅次郎』『この世界の片隅に』)
一億円のさようなら (徳間文庫) 白石一文 (著) |
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