【第69回小学館児童出版文化賞】村山純子さん「さわるめいろ」シリーズと椰月美智子さん『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』が受賞
小学館は9月10日、第69回小学館児童出版文化賞の受賞作を発表しました。
第69回小学館児童出版文化賞が決定!
第69回小学館児童出版文化賞では、審査委員・作家・画家・写真家・各出版社・新聞社・児童文化団体・図書館・書店児童図書担当者・読者からの推薦を募り、それに事務局が収集した作品を加えて予備選考を行います。そこで選ばれた候補作を対象に最終選考会が開催され、審査委員の荒井良二さん、今森光彦さん、鈴木のりたけさん、富安陽子さん、森絵都さんの5氏による審査の結果、次の通り受賞作が決定しました。
<第69回小学館児童出版文化賞 受賞作品>
◎村山純子(むらやま・じゅんこ)さん
「さわるめいろ」シリーズ(小学館)
◎椰月美智子(やづき・みちこ)さん
『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書店)
受賞者の村山純子さんと椰月美智子さんには、正賞としてブロンズ像、副賞として賞金100万円が贈られます。贈賞式は、新型コロナウイルス感染症を考慮して開催延期となりました。
※受賞作の概要、受賞者プロフィールなど詳細は、https://www.shogakukan.co.jp/sites/default/files/manual/20200910.pdf(PDF)をご覧ください。
なお、今回の候補作は以下の作品です。
【候補作品】
◎『アドリブ』(佐藤まどかさん/あすなろ書房)
◎『ありんこおみこし』(にしはらみのりさん/小学館)
◎『いちご』(荒井真紀さん/小学館)
◎『今、空に翼広げて』(山本悦子さん/講談社)
◎『きみの存在を意識する』(梨屋アリエさん/ポプラ社)
◎『さかさまたんけんたい』(すずきみほさん/偕成社)
◎「さわるめいろ」シリーズ(村山純子さん/小学館)
◎『タタタタ』(りとうよういさん/鈴木出版)
◎『なまえのないねこ』(竹下文子さん・町田尚子さん/小峰書店)
◎『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(椰月美智子さん/小峰書店)
◎『moja』(吉田桃子さん/講談社)
小学館児童出版文化賞について
小学館児童出版文化賞は、小学館が1952年に創業30周年を記念して創設。文学部門と絵画部門の2部門から構成されていましたが、1960年より小学館文学賞と小学館絵画賞に分離独立、1996年から発展的に統合し、現在の名称となっています。
同賞は、児童出版文化の向上に貢献すると認められる作品及び作家を毎年選定し顕彰。4月から翌年3月までに発表された絵本、童話・文学(フィクション・詩・シナリオなど)、その他(ノンフィクション・科学絵本・図鑑・事典など)の出版物(翻訳・キャラクター・コミックスなどは除く)で、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品を対象としています。
さわるめいろ3 (てんじつきさわるえほん) 村山 純子 (著) シリーズ中、最も難しい点字つきめいろ! 盛り上げ印刷のめいろを、指でたどりながらゴールまで進む、楽しいめいろ遊びの本です。めいろは全部で11種類。3冊の既刊シリーズ中、最も難しい本になりました。色彩にもこだわり「目の見える子も楽しめる」デザイン。はっきりした盛り上げ印刷で、めいろをたどってゆくと指先の感覚が研ぎ澄まされるような、不思議な感覚にとらわれます。見える子も見えない子も、一緒になって楽しめる、画期的な本です。 |
昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス) 椰月 美智子 (著), 早川 世詩男 (イラスト) 「毎日小学生新聞」人気連載が、本になりました!みんなに知ってほしい!74年前に11歳だった田中さんのこと。戦争のこと。そして、おれたちが、田中さんと友達になれたこと。 拓人は、仲間の宇太佳、忍といっしょにスケボーするのが大好きな小学6年の男子。 |
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