『小説 野性時代』4月号はブレイディみかこさん特別企画&佐藤亜紀さん新連載&重松清さん・澤田瞳子さん・岩井圭也さん短篇

『小説 野性時代』2021年4月号
KADOKAWAは月刊文芸小説誌『小説 野性時代』2021年4月号(No.209)を3月13日に発売しました。
【特別企画】二十歳のころ
◆ブレイディみかこさん「1985年の夏、あたしたちはハタチだった」
あの頃、あたしはシンディ・ローパーみたいな奇抜な髪形をした夜の蝶で、この国に、生きるに値する人生などあるわけがないと思っていた――。
【新連載】佐藤亜紀さん「喜べ、幸なる魂よ」
十八世紀ヨーロッパの田舎町で、双子の姉弟と養子になった少年の三人が激動の時代を軽やかに生きる発見の物語。
【読切短篇】
◆重松清さん「鬼の目にも花一輪」
鬼退治のため村に逗留中の桃太郎の一行。なかなか動かない彼の狙いとは……。あのおとぎ話から生まれた驚きの物語。
◆澤田瞳子さん「紅牡丹」
大和国を制圧した松永久秀の元で人質生活を送る少年少女の運命は――。
◆岩井圭也さん「愚者の炎」
土門鑑定所が受けた依頼は、放火された技能実習生宅の燃焼残渣調査だった。化学分析で明かされる真相とは?
【発表】第41回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞 最終候補作品
第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、 総数530編の応募がありました。第一次選考を通過した13作品より、厳正な審査の結果、4作品が最終候補作として決定しました。
【連載】
◆長野まゆみさん「その花の名を知らず」(最終回)
盌のあるところには、女がいる。謎めいた言葉をいぶかしみつつ乾老の屋敷を辞した桜蔵は、思いがけぬ光景を目にして――。夢と現、日常と異界を越境する 幽玄なるサーガ、めくるめく最終回!
◆椰月美智子さん「ミラーワールド」(最終回)
蓮が襲われた事件は、クラスメイトや保護者、みんなに影響を及ぼしていた。それぞれが新たに行動を起こそうとするが……。家族のあり方、そしてこの国の未来を問う!
<< 次号2021年5月号から『小説 野性時代」は完全電子化! >>
2003年11月の新創刊から計209号、毎月刊行してきた紙版が今回の2021年4月号にて一旦休止となり、翌5月号からは完全電子化され毎月配信されます。
小説 野性時代 第209号 2021年4月号 (KADOKAWA文芸MOOK 211) 小説野性時代編集部 (編集) |
◆ブレイディみかこさん初の長編小説『両手にトカレフ』が文庫化 | 本のページ
◆世界はそこだけじゃないから――ブレイディみかこさんエッセイ『地べたから考える』が刊行 | 本のページ
◆エッセイ連載「ロイヤルホスト偏愛」がスタート 朝井リョウさん、稲田俊輔さん、温又柔さん、高橋ユキさん、平野紗季子さん、村瀬秀信さん、柚木麻子さん他が執筆 | 本のページ
◆椰月美智子さん「第69回小学館児童出版文化賞」受賞作『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』がドラマ化 | 本のページ