吉岡乾さん言語学エッセイ『フィールド言語学者、巣ごもる。』刊行 『やがて君になる』、宝鐘マリン、 そして「名前を言ってはいけないあの人」… 現地へ行けなくなったフィールド言語学者が 巣ごもり生活で綴る、日常のなかの言語学 オンライントークイベントも開催!
『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』の著者・吉岡乾さんによる言語学エッセイ『フィールド言語学者、巣ごもる。』が、創元社より刊行されました。
国立民族学博物館に勤務する著者が語る、巣ごもり生活のなかの言語学
著者の吉岡乾さんは、大阪の国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者です。パキスタンとインドの山奥で話者人口の少ない言語を調査していますが、2020年は世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドへ出られなくなり、長らく「巣ごもり」をすることとなりました。
本書『フィールド言語学者、巣ごもる。』は、著者がそのような生活の中で、日常に溢れる様々な現象を言語学者目線で眺めて考えたことを綴った言語学エッセイです。
サブカル満載の知的エンタメ
本書では、言語における「主語」の問題や、無文字言語の表記法といった専門的なテーマはもちろん、漫画、VTuber、「名前を言ってはいけないあの人」など、サブカル感満載のネタを、言語学の見地から縦横無尽に解き明かします。
世界の多種多様な言語の例を用いながら、言語学の諸分野の知識が親切かつユーモアたっぷりに語られています。
著者プロフィール
著者の吉岡乾(よしおか・のぼる)さんは、国立民族学博物館准教授。専門は記述言語学。博士(学術)。1979年12月、千葉県船橋市生まれ。2012年5月、東京外国語大学大学院博士課程単位取得退学。同9月に博士号取得。博士論文の題は「A Reference Grammar of Eastern Burushaski」。2014年より、現職。
大学院へ進学した2003年よりブルシャスキー語の研究を開始し、その後、パキスタン北西部からインド北西部に亙る地域で、合わせて7つほどの言語を、記述的に調査・研究している。
著書に『なくなりそうな世界のことば』『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』(ともに創元社)。
『フィールド言語学者、巣ごもる。』刊行記念オンライントークイベントを開催!
本書の刊行を記念して、著者の吉岡乾さんのオンライントークイベントが開催されます。
■日時:2021年6月27日(日)13:00~14:30(オンライン開場 12:30)
※トーク(70分)/質疑応答(20分)
■定員:100名
■会場:オンラインのみ(zoomウェビナー機能)
※見逃し配信あり
■参加費:1,500円(税込)
★参加チケット購入ページ:https://peatix.com/event/1916001/view
フィールド言語学者、巣ごもる。 吉岡 乾 (著) 日常だって現場(フィールド)なのだ。 話題書『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』著者による、待望の新刊! 著者は、大阪の国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で話者人口の少ない言語を調査しているが、2020年は世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドへ出られなくなり、長らく「巣ごもり」をすることとなった。本書は、著者がそのような生活の中で、日常に溢れる様々な事象を言語学者目線で眺めて考えたことを綴った言語学的エッセイ。世界の多種多様な言語の例を用いながら、言語学の諸分野の知識が親切かつユーモアたっぷりに語られる、最高の知的エンターテイメント。イラスト:朝野ペコ |
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