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第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」最終候補作が決定! 片山夏子さん、竹中明洋さん、常井健一さん、濱野ちひろさん、森功さん、吉田千亜さんの計6作品

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」最終候補作品が決定!

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」最終候補作品が決定!

講談社は6月1日、令和2年度(第42回)「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」の最終候補作品を発表しました。

 

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」最終候補作品が決定!

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」の最終候補作品は次の通りです。なお、受賞作は7月16日に決定する予定です。

 
【第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」最終候補作品】

◎片山夏子(かたやま・なつこ)さん
『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』(朝日新聞出版)

◎竹中明洋(たけなか・あきひろ)さん
『殺しの柳川 日韓戦後秘史』(小学館)

◎常井健一さん(とこい・けんいち)さん
『無敗の男 中村喜四郎 全告白』(文藝春秋)

◎濱野ちひろ(はまの・ちひろ)さん
『聖なるズー』(集英社)

◎森功(もり・いさお)さん
『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』(文藝春秋)

◎吉田千亜(よしだ・ちあ)さん
『弧塁 双葉郡消防士たちの 3・11』(岩波書店)

 

「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」について

「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」は、講談社が主催するノンフィクションを対象とした文学賞です。1979年に創始された「講談社ノンフィクション賞」を前回(第41回)より改称。

講談社が2019年に創業110周年という節目の年を迎えるにあたり、戦後日本を代表するノンフィクションの書き手の一人・本田靖春さん(1933~2004)の名を冠することとなりました。ちなみに、本田さん自身も第6回講談社ノンフィクション賞の受賞者です。

 

ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録
片山 夏子 (著)

青木理氏も絶賛した東京新聞記者9年に渡る壮絶な「現場」取材
終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの生の声が詰まった一冊
箝口令が敷かれた作業員たちを、東京新聞記者が9年にわたり取材して見えてきた、福島第一をめぐる真実。

【終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの声】
「誰かがやらなきゃらないなら俺が……」(47歳・下請け作業員)
「ゼネコンはいいなあ。俺らは原発以外仕事がないから、使い捨て」(35歳・カズマさん)
「自分は“高線量要員”だった」(45歳・下請け作業員)
「作業員が英雄視されたのなんて、事故後のほんの一瞬」(56歳・ヤマさん)
「地元では、東電社員になることは憧れだった」(30代・下請け作業員)

【内容】
水素爆発が何度も発生し、高い被ばくをする危険な場所で、命を賭してまで働くのはなぜなのか――
2011年3月に起こった福島第一原発事故当初から、片山記者が抱えてきた疑問を胸に、作業員たちへの取材がはじまった。

高線量下で日当6500円、7次請け、8次請け……原発の多重下請け構造、政府の事故収束宣言とともに悪化する作業員たちの待遇、1日400トン生まれる汚染水との闘い、作業員の被ばく隠し、がん発病と訴訟……、作業員たちの生の声を9年間聞き続けて浮き彫りになった、福島第一をめぐる真実。

殺しの柳川 日韓戦後秘史
竹中 明洋 (著)

在日に愛され、在日に憎まれた男の真実

最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓の架け橋として両国を行き来した。全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで1991年に没した。

柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけでなく在日社会からも白眼視されたからである。日韓戦後史のなかで異彩を放った男の本格評伝。

無敗の男 中村喜四郎 全告白
常井 健一 (著)

伝説の男がついにすべてを語った!

戦後生まれ初の閣僚で、自民党最盛期の建設族のプリンス、そして田中角栄最後の愛弟子であった男は、ゼネコン汚職で逮捕され、刑務所へと送られる。
しかし、そこから新たな伝説が始まった。
検察の取調べに完全黙秘を貫き、検事をして「男の中の男」と言わしめた男は、出所後も当選を重ね、初当選から現在まで14戦無敗。そして、安倍一強の政界を揺るがす仕掛けを次々と繰り出している。

中村喜四郎

25年の沈黙を破って語られた驚愕の事実とは。
角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを生んだアメリカにもわたり、「選挙に勝つ」ことの意味を掘り下げる。

聖なるズー
濱野 ちひろ (著)

犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく―。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞。

官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪
森 功 (著)

森友・加計学園問題に象徴される一連の官僚の不祥事は、官邸の指示の結果なのか忖度の結果なのか。そしてなぜ、安倍政権は数々の不祥事を起こしても磐石でいられるのか。その二つの謎を解くカギが、これまでの政権にはいなかった「官邸官僚」の存在である。首相の分身といわれる今井尚哉首相秘書官、菅官房長官が絶大な信頼を置く和泉洋人首相補佐官、内閣人事局長を務める元警察官僚の杉田和博官房副長官……。出身省庁でトップになれなかった役人が官邸の威光を背景に霞が関を牛耳る異様な実態と不透明な行政の闇を抉り出す。

孤塁 双葉郡消防士たちの3.11
吉田 千亜 (著)

われわれは生きて戻れるのか? ――原発が爆発・暴走するなか、地震・津波被害者の救助や避難誘導、さらには原発構内での給水活動や火災対応にもあたった福島県双葉消防本部一二五名の消防士たち。原発事故ゆえ他県消防の応援も得られず、不眠不休で続けられた地元消防の活動と葛藤を、消防士たちが初めて語った。一人ひとりへの丹念な取材にもとづく渾身の記録。

 
【関連】
令和2年度(第42回)講談社 本田靖春ノンフィクション賞 最終候補作品決定のお知らせ〔PDF〕

 


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