【第30回小学館ノンフィクション大賞】細田昌志さん「力道山未亡人」が受賞
小学館は、ノンフィクションを対象とする公募の文学賞「第30回小学館ノンフィクション大賞」の受賞作を発表しました。
第30回小学館ノンフィクション大賞が決定!
第30回小学館ノンフィクション大賞の最終選考会が12月18日に開催され、次の通り受賞作が決定しました。
<第30回小学館ノンフィクション大賞 受賞作品>
細田昌志(ほそだ・まさし)さん
「力道山未亡人」
受賞者の細田昌志さんは、ノンフィクション作家。1971年生まれ。岡山市出身、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業。CS放送のキャスターを経て、放送作家に転身。ラジオ、テレビ、インターネット番組を手掛けながら、雑誌やWEBに寄稿。2021年『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)で第43回講談社 本田靖春ノンフィクション賞を受賞。
細田さんには賞金として300万円が贈られます。受賞を祝う会は単行本の刊行に合わせて執り行われる予定です。
最終選考会の選考委員は、星野博美さん(ノンフィクション作家)、白石和彌さん(映画監督)、辻村深月さん(小説家)。
受賞作の概要など詳細は、https://www.shogakukan.co.jp/storage/files/article/2023/20231218.pdf(PDF)をご覧ください。
なお、最終候補作は以下の4作品でした。
【最終候補作】
◎志良堂正史(しらどう・まさふみ)さん「他人の手帳は密の味 1700冊の使用済み手帳に、現代人は「何」を書いてきたか」
◎古田雄介(ふるた・ゆうすけ)さん「143人の「死にたい」」
◎山川徹(やまかわ・とおる)さん「捕鯨サイカイ」
◎細田昌志(ほそだ・まさし)さん「力道山未亡人」
小学館ノンフィクション大賞について
小学館ノンフィクション大賞は、小学館の『週刊ポスト』『女性セブン』2誌主催による、ノンフィクションを対象とする公募の文学賞です。
1993年、創刊25周年を迎えた『週刊ポスト』が『SAPIO』とともに、21世紀へ向け新しい感覚で時代を切り拓いていく新進気鋭のライターの登竜門となるべく「21世紀国際ノンフィクション大賞」として創設。第7回より現在の名称となりました。
受賞作は、小学館より単行本として刊行されます。
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▼第30回「小学館ノンフィクション大賞」最終選考結果のお知らせ〔PDF〕
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