【第36回太宰治賞】東京都在住・八木詠美さん「空芯手帳」が受賞
筑摩書房と三鷹市は5月8日、第36回太宰治賞の受賞作を発表しました。
第36回太宰治賞が決定!
第36回太宰治賞の選考会が5月8日に開催され、今回応募のあった1,440篇の中から最終候補に残った4作品について選考が行われました。選考の結果、以下の通り受賞作が決定しました。
<第36回太宰治賞 受賞作品>
八木詠美(やぎ・えみ)さん
「空芯手帳」
受賞者の八木詠美さんは、1988年生まれ。長野県出身、東京都在住。
八木さんには正賞として記念品が、副賞として賞金100万円が贈られます。贈呈式は、6月16日(火)午後6時から三鷹市役所3階・市長公室にて開催。
選考委員は荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さん。
受賞作品のあらすじなど詳細は、http://www.chikumashobo.co.jp/blog/dazai/entry/1500/ をご覧ください。
なお、最終候補作品は以下の4作品です。
【最終候補作品】※カッコの中は応募時の住所と年齢です
◎「あの声で言って」渡辺剛太さん(東京都/39)
◎「サンキュー! ガッツのライオン」にゃんしーさん(兵庫県・37)
◎「空芯手帳」八木詠美さん(東京都・31)
◎「ある村の噺」樽見和憲さん(埼玉県・43)
太宰治賞について
太宰治賞は、筑摩書房と三鷹市が共同主催する公募の新人文学賞です。1964年に筑摩書房が創設し、単独で運営していましたが、1978年の第14回を最後に中断。1998年の太宰治没後50年を機に、筑摩書房と三鷹市による共同主催の形で復活しています。
過去に、吉村昭さん、加賀乙彦さん、金井美恵子さん、秦恒平さん、宮尾登美子さん、宮本輝さん、福本武久さん、津村記久子さん、今村夏子さん、岩城けいなど多くの作家を世に送り出しています。
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