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【第40回太宰治賞】大阪在住・市街地ギャオさん「メメントラブドール」が受賞

筑摩書房と三鷹市は5月10日、公募の新人文学賞「第40回太宰治賞」の受賞作を発表しました。

 

第40回太宰治賞が決定!

第40回太宰治賞の最終選考会が5月10日に「みたか井心亭(せいしんてい)」(三鷹市下連雀)で開催され、今回応募のあった1,405篇の中から最終候補に残った4作品について選考が行われました。選考の結果、以下の通り受賞作が決定しました。

 
<第40回太宰治賞 受賞作品>

市街地ギャオ(しがいち・ぎゃお)さん
「メメントラブドール」

 
受賞者の市街地ギャオさんは、1993年生まれ、大阪府出身。大阪府在住。

市街地ギャオさん

市街地ギャオさん

市街地さんには正賞として記念品が、副賞として賞金100万円が贈られます。贈呈式は6月14日(金)午後6時から如水会館で開催。

選考委員は荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さん。

受賞作品のあらすじなど詳細は、https://www.chikumashobo.co.jp/blog/dazai/entry/1663/ をご覧ください。

 
なお、最終候補作品は以下の4作品です。

【最終候補作品】※カッコの中は応募時の住所と年齢です
◎「フォルムレス・ヒール」 蒼生 行さん(新潟県/30)
◎「アニサキスと何処迄も高い月」 敏伊佑季さん(東京都/36)
◎「メメントラブドール 市街地」 ギャオさん(大阪府/30)
◎「堆積するもの」 村上 岳さん(東京都/25)

 

太宰治賞について

太宰治賞は、筑摩書房と三鷹市が共同主催する公募の新人文学賞です。1964年に筑摩書房が創設し、単独で運営していましたが、1978年の第14回を最後に中断。1998年の太宰治没後50年を機に、筑摩書房と三鷹市による共同主催の形で復活しています。

過去に、吉村昭さん、加賀乙彦さん、金井美恵子さん、秦恒平さん、宮尾登美子さん、宮本輝さん、福本武久さん、津村記久子さん、今村夏子さん、岩城けいさんなど多くの作家を世に送り出しています。

 
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