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【第36回織田作之助賞】窪美澄さん『トリニティ』が受賞

第36回織田作之助賞が決定!

第36回織田作之助賞が決定!

織田作之助賞実行委員会は12月3日、新鋭・気鋭の作家の小説を対象とする「第36回織田作之助賞」の受賞作を発表しました。

 

第36回織田作之助賞が決定!

第36回織田作之助賞は、先日(11月25日)最終候補に選ばれた5作品を対象に最終選考会を開催し、次の通り受賞作が決定しました。

選考委員は、いしいしんじさん(作家)、重里徹也さん(文芸評論家)、芝井敬司さん(関西大学学長)、高村薫さん(作家)、田中和生さん(文芸評論家)。

 
<第36回織田作之助賞 受賞作品>

窪美澄(くぼ・みすみ)さん
『トリニティ』(新潮社)

 
受賞者の窪美澄さんは、1965年生まれ。東京都出身。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR―18文学賞大賞を、2011年に『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を、2012年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。

窪さんには賞金100万円と記念品が贈られます。なお、贈呈式は2020年3月2日17時から、先日決定した令和元年度織田作之助青春賞および奨励賞とあわせて、大阪市中央区備後町2-5-8、綿業会館にて開催されます。

 

織田作之助賞について

織田作之助賞は、大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して、1983年(昭和58年)に創設された文学賞です。創設当初は公募の新人賞でしたが、現在は、前年10月1日~本年9月30日に刊行された新鋭・気鋭の作家の単行本を対象としています。

大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社で構成される「織田作之助賞実行委員会」が主催。

 

トリニティ
窪 美澄 (著)

「男、仕事、結婚、子ども」のうち、たった三つしか選べないとしたら――。どんなに強欲と謗られようと、三つとも手に入れたかった――。50年前、出版社で出会った三人の女たちが半生をかけ、何を代償にしても手に入れようとした〈トリニティ=かけがえのない三つのもの〉とは? かつてなく深くまで抉り出す、現代日本の半世紀を生き抜いた女たちの欲望と祈りの行方。平成掉尾を飾る傑作!

 
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