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【訃報】”生涯現役”劇画家・植木金矢さんが97歳で死去 最新作は10/28発売『コミック乱』12月号に掲載

劇画家・植木金矢(うえき・きんや=本名:寺内鉄雄)さんが10月11日、老衰のため神奈川県鎌倉市の自宅で死去しました。97歳。山形県出身。告別式は近親者で執り行われました。

 
植木金矢さんは、大正10年(1921年)11月1日生まれ。昭和20年(1945年)に挿絵画家としてデビュー。1953年に少年誌『痛快ブック』にて映画で鞍馬天狗を演じた俳優・嵐寛寿郎さんをモデルにした劇画「風雲鞍馬秘帖」を連載するなど、1950年代~60年代に少年・青年誌に劇画作品を発表し、人気を博しました。

その後は劇画の世界から離れ日本画家として活動していましたが、平成17年(2005年)にリイド社の時代劇コミック誌に久しぶりの劇画を発表。年齢を重ねたことで生み出される老練の筆致と独自の無常観は、たちまち話題を集めました。

昨年12月末には、『植木金矢 時代劇画傑作集』をリイド社より刊行。同社『コミック乱』にて年に数回新作を発表していました。なお、直近では9月発売の『コミック乱』11月号にも作品が掲載されており、最新作が10月28日発売の『コミック乱』12月号に掲載予定です。

 

植木金矢 時代劇画傑作選 (乱コミックス)
90歳超え著者が人の世の無常を老練の筆で描く傑作時代劇画6編収録。クリエイターからも称賛される画力とストーリーを御照覧あれ!

 
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植木金矢 | 神奈川県 | 植木金矢ホームページ

 


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