【第29回吉田秀和賞】沼野雄司さん『エドガー・ヴァレーズ 孤独な射手の肖像』が受賞
水戸市芸術振興財団は10月8日、優れた芸術評論に贈られる「第29回吉田秀和賞」の受賞作を発表しました。
第29回吉田秀和賞の受賞作が決定!
第29回吉田秀和賞には、候補書籍121点の中から、次の通り受賞作が決定しました。審査員は磯崎新さん(建築家)、片山杜秀さん(評論家/慶應義塾大学法学部教授)。
<第29回吉田秀和賞 受賞作>
沼野雄司(ぬまの・ゆうじ)さん
『エドガー・ヴァレーズ 孤独な射手の肖像』(春秋社)
受賞者の沼野雄司さんは、1965年生まれ。東京都出身。東京藝術大学大学院博士課程修了。桐朋学園大学教授。
沼野さんには、表彰状と副賞200万円が贈られます。贈呈式は10月27日(日)午後12時30分から水戸芸術館会議場にて開催。
審査員選評など詳細は、http://www.arttowermito.or.jp/topics/article_40178.html をご覧ください。
吉田秀和賞について
吉田秀和賞は、水戸芸術館開設を記念して、音楽を中心に芸術評論に多大な功績のあった吉田秀和さんの名を冠し1990年に創設された文化賞です。芸術文化を振興することを目的として、優れた芸術評論を顕彰。
水戸市芸術振興財団が運営し、受賞者には正賞として表彰状が、副賞として200万円が贈られます。
エドガー・ヴァレーズ: 孤独な射手の肖像 沼野 雄司 (著) ケージやシュトックハウゼンら戦後の前衛音楽のみならず、フランク・ザッパやチャーリー・パーカーなど、ロックやジャズの世界にも大きな影響を及ぼした20世紀前衛の旗手エドガー・ヴァレーズ。その激動の生涯を追う日本語初の本格的評伝。詳細な年譜、主要楽曲への解説つき。 |
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