こんな漢字が本当にあるの?『奇妙な漢字』が刊行
どこかの辞書や書物にきっちりと載っている、すべて実在する漢字をまとめた、杉岡幸徳さん著『奇妙な漢字』がポプラ社より刊行されました。
さぁ!世にも奇妙な漢字の世界へ、ようこそ!
さて、問題です!
この漢字読めますか?
口がたくさん並んでいて、漢字ではなく、模様にも見えてきます。
こちらの漢字、訓は「おしゃべり」。
――本文より抜粋――
口の極限状態へ。「口」を三つ並べた「品」は我々にも身近な漢字だが、さらに極限まで推し進めて、十二個も積み重ねた漢字がこれである。意味は「おしゃべり」。このふざけた字は、江戸時代の戯作者である式亭三馬の『?
字尽(うそじづくし)』という本の中に出てくる。それにしても、とてつもなく喧しそうな字である。
奇妙な漢字はこれだけではありません。本をめくるごとに、出会ったことのない漢字がズラーっと続きます。
いかがでしょうか?
信じられないような本当の話、これらはすべて実在する漢字です。
漢字を知り尽くしていると思っていた私達は、奇妙な漢字と触れ合うことで、より深く漢字の魅力に引き込まれていくことでしょう。
本書の目次
はじめに
世にも奇妙な漢字の世界へようこそ
本書の見方
知っておきたい用語
書体の変遷
第一章 形が奇妙な漢字
COLUMN 謎めいたスラング
第二章 読み方・意味が奇妙な漢字
COLUMN 魚偏の漢字 その1
第三章 アートな漢字
COLUMN 魚偏の漢字 その2
第四章 読めそうで読めない漢字
COLUMN 歌を覚えるのは簡単か
第五章 動物の漢字
COLUMN 元素記号の漢字
第六章 何かがおかしい漢字
COLUMN 単位を表わす漢字
第七章 なぜ奇妙な漢字が存在するのか
おわりに/索引/主要参考文献
奇妙な漢字 (ポプラ新書) 杉岡 幸徳 (著) この世には、普段あまり見かけることはない、奇妙な漢字が多数存在します。 それらの意味、その字に対するコメントなどを記していきます。 漢字の起源や、なぜこんなに奇妙な漢字が存在するのかなども徹底的に探り、教養書としても読める一冊に。 |
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