「小説 火の鳥 大地編 黒田征太郎挿絵展」開催 手塚治虫さんが残した構想が朝日新聞でよみがえる
「漫画の神様」手塚治虫さんが残した構想原稿をもとに、直木賞作家の桜庭一樹さんが執筆し、イラストレーターの黒田征太郎さんが挿絵を手がける「小説 火の鳥 大地編」が朝日新聞の土曜別刷り「be」に4月から連載中ですが、同作品から、「小説 火の鳥」に命を吹き込む黒田さんの挿絵をポスターにして、朝日新聞社で展示中です。
「小説 火の鳥 大地編 黒田征太郎挿絵展」が9/12まで開催!
『火の鳥導きは、不死鳥である火の鳥とその力を追い求める人々を、時代や場所を変えながら描く物語。手塚治虫さんのライフワークであり代表作の一つです。
「黎明編」「未来編」などが描かれつつも、手塚さんの死去によって未完のままでした。
残されていた構想原稿をもとに桜庭一樹さんが書くのは、日中戦争期の大陸を舞台に、歴史とSFが盛り込まれた長編小説です。
「手塚治虫になりたかった少年だった」と語る黒田征太郎さんは、手塚作品でおなじみのキャラクターを登場させながら、「時空を超えた自己表現がある『火の鳥』」に挿絵で命を吹き込んでいます。
紙面では1話につき挿絵は1点だけですが、朝日新聞デジタルでは別の挿絵も見ることができます。それらのなかから、えりすぐった挿絵16点が一堂に展示されています。
<「小説 火の鳥 大地編 黒田征太郎挿絵展」概要>
■会場:朝日新聞東京本社 2階コンコースギャラリー(東京都中央区築地5-3-2)
■会期:8月31日(土)~9月12日(木)8時~22時(日曜は17時まで)
※9月8日(日)休館
■入場料:無料
黒田征太郎さん プロフィール
黒田征太郎(くろだ・せいたろう)さんは、1939年生まれ。1969年、グラフィックデザイナーの長友啓典さんとデザイン事務所「K2」設立。同年、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ受賞。
野坂昭如さん著『戦争童話集導きの絵本化や映像化を手がける。
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