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桜庭一樹さん『小説 火の鳥 大地編』が新聞連載へ 手塚治虫さんの構想原稿を元に創作

桜庭一樹さん『小説 火の鳥 大地編』が新聞連載へ 手塚治虫さんの構想原稿を元に創作

桜庭一樹さん『小説 火の鳥 大地編』が新聞連載へ 手塚治虫さんの構想原稿を元に創作

朝日新聞社は創刊140周年を記念して、桜庭一樹さんの『小説 火の鳥 大地編』を朝日新聞土曜別刷りbeでスタートします。

 

『小説 火の鳥 大地編』を4月6日から連載開始

手塚治虫さんの漫画『火の鳥』は、不死鳥である火の鳥を追い求める人々を描き、人間の尊厳や愚かさを描く壮大な大河ロマンです。

火の鳥「黎明編」の表紙

火の鳥「黎明編」の表紙

 
1967年の「黎明編」から本格的に始まり、1988年の「太陽編」を最後に、翌年の手塚さんの死で未完となっていました。

ただ、手塚プロダクションの資料室には、続編とみられる「大地編」の構想原稿が残されていました。それは400字詰め原稿用紙にして2枚あまりという短いものですが、手塚ロマンのエッセンスが詰まっています。

 
その原稿を元に、直木賞作家・桜庭一樹さんが想像力の翼を広げ、長編小説を紡ぐことになりました。土曜別刷りbeで、4月6日より毎週掲載されます。

挿絵は、『鉄腕アトム』をはじめ手塚作品をモチーフにした作品を多く手がけている、イラストレーターの黒田征太郎さんです。

 
<掲載概要>

■媒体:朝日新聞 土曜別刷りbe
■タイトル:小説 火の鳥 大地編
■掲載日(予定):毎週土曜日 4月6日から1年間

 

桜庭一樹さん プロフィール

(c)MIKA SUDO

(c)MIKA SUDO

桜庭一樹(さくらば・かずき)さんは、1971年生まれ。1999年作家デビュー。

「GOSICK」シリーズで人気を博し、2007年、鳥取の旧家に生きる女3代とその一族を描いた長編『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、2008年、父と娘の切ない関係を描いた『私の男』で直木賞を受賞。

現在、朝日新聞読書面(土曜日掲載)で「古典百名山」を連載中。手塚治虫文化賞選考委員。

 

黒田征太郎さん プロフィール

黒田征太郎(くろだ・せいたろう)さんは、1939年生まれ。イラストレーター。

1969年、グラフィックデザイナーの長友啓典さんとデザイン事務所「K2」を設立。 同年、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ受賞。

野坂昭如さん著『戦争童話集』の絵本化や映像化を手がける。国内外で平和をテーマに活動し、「ピカドンプロジェクト」など核兵器廃絶を訴える芸術活動にも取り組む。

 


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