「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2019年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品が決定 宮下洋一さん、近藤雄生さん、三浦英之さん、内澤旬子さん、中村淳彦さん、ブレイディみかこさんの6作品
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2019年ノンフィクション本大賞」は、書店員による一次投票が終わり、ノミネート作品が決定しました。
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2019年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品
第2回となる「2019年ノンフィクション本大賞」は、一次投票が6月20日より7月17日まで行われ、書店員69人が投票。その集計の結果、上位6作品がノミネート作品に決定しました。
なお、8月1日から9月30日まで二次投票が行われ、11月上旬に最終結果が発表される予定です。
【ノミネート作品】
◎『安楽死を遂げた日本人』(宮下洋一さん/小学館)
◎『吃音 伝えられないもどかしさ』(近藤雄生さん/新潮社)
◎『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』(三浦英之さん/小学館)
◎『ストーカーとの七〇〇日戦争』(内澤旬子さん/文藝春秋)
◎『東京貧困女子。 彼女たちはなぜ躓いたのか』(中村淳彦さん/東洋経済新報社)
◎『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディ みかこさん/新潮社)
「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」について
ノンフィクション本大賞は、2018年にYahoo!ニュースと本屋大賞が創設。過去1年間に日本語で出版されているノンフィクション作品全般(新書、海外作品の翻訳本は除く)を対象に、全国の書店で働く書店員の投票で大賞を決定します。受賞者には、賞金(取材支援費)として100万円が贈られます。
選考は、一次投票で一人3作品を選んでコメント付きで投票、その集計結果、上位6作品をノミネート本として発表。二次投票はノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。二次投票の集計結果により大賞作品を決定します。
安楽死を遂げた日本人 宮下 洋一 (著) 理想の死を求めてスイスに渡った日本人に密着した、圧巻のルポルタージュ。講談社ノンフィクション賞受賞作、待望の続編! |
吃音: 伝えられないもどかしさ 近藤 雄生 (著) 国内に100万人―それぞれを孤独に追いやる「どもる」ことの軋轢とは。頭の中に伝えたい言葉ははっきりとあるのに、相手に伝える前に詰まってしまう―それが吃音だ。店での注文や電話の着信に怯え、コミュニケーションがうまくいかないことで、離職、家庭の危機、時に自殺にまで追い込まれることさえある。自らも悩んだ著者が、80人以上に丹念に話を聞き、当事者の現実に迫るノンフィクション! |
牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って 三浦 英之 (著) アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!? アフリカで、年間3万頭以上のゾウが、牙を抉り取られて虐殺されている。野生のゾウは絶滅の危機に瀕し、今後十数年のうちに地球上から姿を消してしまうと言われている。 密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。虐殺の「真犯人」とは、いったい誰なのか――。 |
ストーカーとの七〇〇日戦争 内澤 旬子 (著) ネットで知り合った男性との交際から8カ月―ありふれた別れ話から、恋人はストーカーに豹変した。誰にでも起こり得る、SNS時代のストーカー犯罪の実体験がここに。 |
東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか 中村 淳彦 (著) 奨学金という名の数百万円の借金に苦しむ女子大生風俗嬢、理不尽なパワハラ・セクハラが日常の職場で耐える派遣OL、民間企業よりもひどい、まじめな女性ほど罠に陥る官製貧困、明日の生活が見えない高学歴シングルマザー…。 貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫びを「個人の物語」として丹念に聞き続けたノンフィクション。 |
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディ みかこ (著) 大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。 優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。 連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。 |
【関連】
▼ノミネート作品 | ノンフィクション本大賞2019 – Yahoo!ニュース
▼書店員が語る、なぜ本屋大賞はYahoo!ニュースと「ノンフィクション本大賞」を始めたのか? | ノンフィクション本大賞2019 – Yahoo!ニュース
◆生涯未婚の男性は早死にする!?衝撃の死亡中央値は67歳!中村淳彦さん『中年婚活』が刊行 | 本のページ
◆ブレイディみかこさんが「底辺託児所」の保育士となるまでの軌跡を綴る自伝的小説『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』が刊行 | 本のページ
◆川内有緒さん「本屋大賞 ノンフィクション本大賞」受賞第一作『自由の丘に、小屋をつくる』が刊行 | 本のページ
◆【第22回小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞】小林秀雄賞は平野啓一郎さん『三島由紀夫論』、新潮ドキュメント賞は三浦英之さん『太陽の子』が受賞 | 本のページ