「第25回小学館ノンフィクション大賞」受賞作、三浦英之さん『牙』が単行本化 アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!
小学館は、昨年11月に発表された「第25回小学館ノンフィクション大賞」を受賞した三浦英之さんの『牙~アフリカゾウの密猟問題を追って~』を書籍化し、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』として刊行しました。
野生のゾウは十数年のうちに地球上から姿を消してしまうと言われています。にもかかわらず、アフリカでは年間3万頭以上のゾウが、牙を抉り取られて虐殺され続けています。
朝日新聞・元アフリカ特派員の著者は、密猟で動くカネが過激派テロリストの資金源になっている実態に迫り、背後に中国の巨大な影を見つけます。象牙の国際密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者……虐殺の「真犯人」はいったい誰なのか── 問題は象牙の印鑑を重宝する私たち日本人へと繋がっていきます。
第25回小学館ノンフィクション大賞を選考委員満場一致で受賞した本作が単行本になり、5月8日に発売されました。
【選評から】
◎高野秀行さん(ノンフィクション作家)
「ショッキングな現実が勢いある筆致で描かれ、『ザ・ノンフィクション』の醍醐味がある」
◎古市憲寿さん(社会学者)
「実は日本が加害者だった? ゾウと我々の意外な関係性が明らかになる」
◎三浦しをんさん(作家)
「私は、今後も象牙の印鑑は絶対作らないぞと決意した」
牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って 三浦 英之 (著) アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!? 【編集担当からのおすすめ情報】 |
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