大和和紀さん『ヨコハマ物語』と大佛次郎さんの開化小説がジャンルを超えてクロスオーバー!展覧会「大和和紀『ヨコハマ物語』×大佛次郎の横濱」開催
横浜市芸術文化振興財団は、展覧会「大和和紀『ヨコハマ物語』×大佛次郎の横濱」を4月3日(水)より大佛次郎記念館にて開催します。
横浜開港160周年の今年、漫画家・大和和紀さんの名作『ヨコハマ物語』と作家・大佛次郎さんの開化小説が、ジャンルを超えてクロスオーバー 開化期の横浜にせまる!
■2人の作家の描く開化期の横浜
大和和紀(やまと・わき)さんの『ヨコハマ物語』は、開化期の横浜の風物を華やかに、二人の少女の恋と成長を軸に描かれています。魅力的な登場人物たちを育む、異国情緒あふれる街並や文化、港町としての変遷、近代化の生んだ光と影など、ストーリーと巧妙に絡んだ横浜の歴史を知ることができます。
一方、横浜に生まれた作家・大佛次郎(おさらぎ・じろう=1897-1973)さんは、「私ほど横浜に溺れて、横浜の小説を数多く書いたものは他にはいない」と書いています。幕末明治の横浜が舞台の小説は「開化もの」と呼ばれ、多数の作品があります。
開化期の横浜は、華やかであるとともに多様性と混沌に満ちた、実にドラマチックな場所でした。
■豪華カラー原画16点
3期に分けて『ヨコハマ物語』の繊細で美麗なカラー原画16点が展示されます。
■1話分まるごとモノクロ原画展示
1話分のすべて、約30ページものモノクロ原画を並べて展示。ストーリー展開を楽しめます。
■会期初日(4/3)と開港記念日(6/2)にはプレゼントも
観覧チケットをお求めの方には、初日は全員に、開港記念日は開港160周年を記念して先着160名に、オリジナルポストカードをプレゼント。
展覧会「大和和紀『ヨコハマ物語』×大佛次郎の横濱」 開催概要
■会期:2019年4月3日(水)~9月8日(日)
◎第1期:4月3日(水)~5月19日(日)
◎第2期:5月22日(水)~7月7日(日)
◎第3期:7月10日(火)~9月8日(日)
■会場:大佛次郎記念館(神奈川県横浜市中区山手町113番地 港の見える丘公園内)
■開館時間:10:00~17:30(最終入場時間 17:00)
■休館日:月曜日 ※月曜祝日の場合は翌平日
■観覧料
◎一般:200円(150円)
※( )内20人以上の割引料金
※横浜市在住の65歳以上無料、中学生以下無料
※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料
※毎月23日は「市民の読書の日」につき、高校生以下無料
◎クリアファイル付き観覧券:500円
※詳細は、http://osaragi.yafjp.org/info/4656/ をご覧ください。
ヨコハマ物語(1) (デザートコミックス) 明治8年、11歳の卯野(うの)は横浜の貿易商叶屋(かのうや)にひきとられ、同い年の万里子(まりこ)と出会った。青く広がる海、ハイカラな風物、異人さん、新しづくめで未知への夢がふくらんだ。文明開花期を生きる2人の少女の青春を描く一大ロマン!! |
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