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【訃報】イスラエルの作家・アモス・オズさんが死去 『わたしのミハエル』など

現代イスラエルを代表する作家のアモス・オズ(Amos Oz)さんが12月28日、がんのため死去しました。79歳。

 
アモス・オズさんは、1939年エルサレム生まれ。熱心な平和論者として知られ、パレスチナとの「二国家共存」を訴え続けました。イスラエルの平和運動団体「シャローム・アクシャヴ(今こそ平和を)」の創設メンバー。

1965年、短篇集『ジャッカルが吠えるところ』でデビュー。1968年に発表された、包囲状態のエルサレムを舞台にした長篇小説『わたしのミハエル』は、イスラエルの主要な文学賞を受賞、日本語を含む約30の言語に翻訳されました。

著書に小説『スムヒの大冒険』『ブラックボックス』『地下室のパンサー』、エッセイ『イスラエルに生きる人々』『贅沢な戦争―イスラエルのレバノン侵攻』『現代イスラエルの預言』『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』など。

回顧録『ア・テイル・オブ・ラブ・アンド・ダークネス』(A Tale of Love and Darkness)は世界的なベストセラーとなり、ハリウッド女優・ナタリー・ポートマンさんの初監督作品として映画化もされました。

 

地下室のパンサー
1947年、イスラエル国家誕生を目前にしたパレスチナの夏。12歳の少年が時代と人間の新たな局面を迎える最中、無垢さ純粋さを疑い、寛容さ相対へと移行する成長の痛みを、冷徹な眼差しで綴った物語。

 
イスラエルに生きる人々 (晶文社アルヒーフ)
この本はイスラエルの人々を襲った深い衝撃を追って問い続ける。戦いとは何か。正義とは何か。

 
わたしたちが正しい場所に花は咲かない
現代イスラエルを代表する作家が、「自分こそが正しい」という姿勢にひそむ罠を指摘し、想像力とユーモアによる「共生の作法」を提案する。

 


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