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【訃報】歌人・小紋潤さんが死去 雁書館を設立

歌人の小紋潤(こもん・じゅん=本名:小島義明)さんが12月27日、死去しました。71歳。長崎県出身。葬儀は29日正午、長崎市本尾町1の79の浦上天主堂。喪主は兄の小島安忠さん。

 
小紋潤さんは、1947年生まれ。短歌結社「心の花」元・編集委員。雁書館を設立し、編集長や装幀家として多くの歌人の本を制作するなど、若手歌人の後援に務めました。

2017年に第一歌集『蜜の大地』で第15回前川佐美雄賞、第10回日本一行詩大賞、第14回筑紫歌壇賞を受賞。

 

蜜の大地
「待望の小紋潤の歌集がついに刊行された。短歌はついに人間なのだ、古くから言われてきたこの言葉がこれほど似合う歌集はめったにない。どの一首をとりあげても、小紋潤の声が聞こえる。小紋潤の息づかいが感じられる。そこに小紋潤その人がいる。」――佐佐木幸綱

 


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