【第2回渡辺淳一文学賞】平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』が受賞
第2回渡辺淳一文学賞の選考会が3月31日に開かれ、芥川賞作家・平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)が選ばれました。
渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一さんの功績をたたえ、「純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性を持った小説作品」を顕彰するもの。集英社と公益財団法人一ツ橋綜合財団が主催。
2016年1月~2016年12月に刊行された、日本語で書かれた小説(単行本および単行本未刊行の文庫)が対象。受賞者には、正賞として記念品、副賞として200万円が贈呈されます。
選考委員は、浅田次郎さん、小池真理子さん、髙樹のぶ子さん、宮本輝さん。
平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』は、毎日新聞の朝刊で2015年3月から2016年1月まで連載されていたもの。「40代をどう生きるか?」を読者に問いかける作品です。
なお、贈賞式は5月19日に、パレスホテル東京(東京都千代田区)で行われます。
結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。
天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。
出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。
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