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『天才はあきらめた』劣等感は最高のガソリン!南海キャンディーズ山里亮太さん自伝エッセイ 解説はオードリー若林さん

南海キャンディーズ・山里亮太さんの自伝的エッセイ『天才はあきらめた』

南海キャンディーズ・山里亮太さんの自伝的エッセイ『天才はあきらめた』

南海キャンディーズの山里亮太さんの自伝的エッセイ『天才はあきらめた』(朝日文庫)が、朝日新聞出版より刊行されました。

2006年に発売された『天才になりたい』から12年後の今、本人が全ページを徹底的に大改稿。さらに現在までの最新のエピソードを加えたエッセイです。

 

『天才はあきらめた』の内容

「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。

嫉妬の化け物・南海キャンディーズの山里亮太さんは、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走します。

芸人を志した日のことから、養成所で圧倒的なスターだったキングコングへの嫉妬、「自分がおもしろいと思うこと」をトコトンやっている千鳥への劣等感。コンビを組んでも山ちゃんのストイックさゆえに、いつも相方が離れていくことへの葛藤……。

しずちゃんとのコンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦した、M-1グランプリ2016、2017。そして今年開催した南海キャンディーズ初の単独ライブ。

その舞台でようやく見つけた景色とは――。
格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録です。

解説はオードリーの若林正恭さん。

 

本書の目次

●第1章 「何者か」になりたい
「モテたい」という隠れ蓑
母ちゃんの「すごいねえ」
「お笑いやってみたら」
全ては芸人になるために
「逃げさせ屋」を無視する
大阪怖い!
人見知りは才能?
”ならず者”たちとの日々
先輩の涙

●第2章 スタートライン
芸人養成所という魔境
相方は絶対男前
暴君山里
キングコングの快進撃
偽りでも天才になりきる
伸びる山里天狗の鼻
「もう許してくれ……」

●第3章 焦り
富男くん
加速する相方への要求
天才ごっこ
圧倒的な敗北感
モチベーションは低くて当たり前
芸人になれない日々
「おもしろい」がわからない
超戦略的オーディション
”姑息ちゃん”の勝利
初めてネタを創った日
解散
「もう一度」と言えなかった
いいネタはどうしたら生まれるのか?
媚びを売って何が悪い!
ピン芸人・イタリア人
最強の相方を探せ!
南海キャンディーズ結成

●第4章 頂点、そしてどん底
襲ってくる恐怖感
自分の立ち位置は何か?
やっと見つけた僕たちのネタ
お前たちは「素人だから」
怒りのパワーを成仏させる
僕を変えた運命の出会い
僕の中のクズとの付き合い方
「お前らのやったことの結果を見ておけ」
マネジャーを志願してきた男
嫉妬は最高のガソリン!
M‐1グランプリ2004スタート
医者ネタ
失うものなんか何もない
夢の始まり
M‐1バブル
しずちゃんとの初めてのぶつかり合い
ドヨーンのはじまり
人と話すのが怖い
壊れていく心
M‐1グランプリ再び
「もう終わりだな」

●終章 泣きたい夜を越えて
「おもしろいから早く死ね」
よみがえる「張りぼての自信」
しずちゃんへの嫉妬
最悪だったコンビ仲が…
「M‐1に出たい」
周囲からの攻撃的な言葉
「死んだ!」
しずちゃんの涙
はじめて見た景色

《解説 オードリー・若林正恭》

 

山里亮太さん プロフィール

著者の山里亮太(やまさと・りょうた)さんは、1977年生まれ、千葉県出身。関西大学文学部卒。芸人。漫才コンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ担当。通称、山ちゃん。

関西大学在学中に吉本興業のタレント養成学校NSC22期生になる。2003年に「しずちゃん」こと山崎静代さんと南海キャンディーズを結成。2004年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞、M‐1グランプリ2004準優勝。南海キャンディーズ不仲の時期を経て、M‐1グランプリ2016、2017に再挑戦。2018年コンビとして初の単独ライブ「他力本願」を開催した。

著書に『ニュースがもっとよくわかる本』(池上彰さんとの共著、海竜社)、 『ニュースの読み方教えます!』 (聞き手:三田村昌樹さん 、発行:ヨシモトブックス・発売:ワニブックス)などがある。

 

 


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