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『自由に働くための仕事のルール』『自由に働くための出世のルール』キャリアも、ライフイベントも諦めない!事業開発コンサルタントが明かす「前倒しキャリア」のつくり方

『自由に働くための仕事のルール』『自由に働くための出世のルール』キャリアも、ライフイベントも諦めない!事業開発コンサルタントが明かす「前倒しキャリア」のつくり方

『自由に働くための仕事のルール』『自由に働くための出世のルール』キャリアも、ライフイベントも諦めない!事業開発コンサルタントが明かす「前倒しキャリア」のつくり方

事業開発コンサルタント・秋山ゆかりさん著『自由に働くための仕事のルール ―父がわたしに教えてくれなかったこと―』および『自由に働くための出世のルール ―父がわたしに教えてくれなかったこと―』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

人生100年時代、BCG、GEなどの最前線で活躍してきた著者が提案するキャリアとは

人生100年時代、女性はどうキャリアを重ねていけばいいのか? 女性活躍推進法の施行から2年を経て、女性の働き方は何か変化したのでしょうか。

日本では、就業者に占める女性比率は4割強と欧米とほぼ変わらないものの、管理職や役員の比率となると、大幅に低下します。

仕事ができる優秀な女性は、日本にも数多くいます。しかし、昇進してキャリアアップする女性は少ないのが現状。それはなぜでしょうか?

女性がキャリアとライフイベントを両立させ、なおかつキャリアアップするには、現実には待機児童問題や夫との協力など、様々な課題がありますが、著者が提案するのは「前倒し」でキャリアを進めること。たとえば、3年分前倒しでキャリアを作っておけば、2年の産休・育休を経ても同期より1年分のアドバンテージさえ残っていることになるのです。

また、ビジネスパーソンとしてキャリアアップしていくには、仕事の能力や実績を会社側に評価される必要があるため、組織の中で評価される仕事をしているかどうかも重要になります。

 
『自由に働くための仕事のルール』では、異動や転職、育児・介護でキャリアが中断しても、業界や職種を超えて一生使える「ポータブル・スキル」について、『自由に働くための出世のルール』では、もうひとつ上の段階を目指す女性に必須の3つの戦略について紹介しています。

著者自身、そしてキャリアを重ねた女性リーダーたちの経験に裏打ちされたテクニックが、キャリアを目指す女性に役立つことでしょう。

例えば「根回し」。一般的に根回しというとネガティブなイメージを持つ人が多く、秋山さん自身、20代の頃はマイナスイメージを持っており、基本的に根回しをしなかったといいます。しかし、昇進して、部門長となり全社に影響がでる案件や金額が大きい案件を扱う中で、根回しの重要性を痛感するようになります。

 

根回しとは、相手の立場に立って考える「思いやり」

著者は根回しを「仕事を円滑に進めていく上で関係者の合意形成を図り、職場に不必要な波風を立たせないコミュニケーションスキル」ととらえています。

具体的な根回しの手順を紹介します。
1.根回しの目的・手順・根回しに必要な人数を決める
2.シナリオを作り、接触する
3.合意が取れない人へのアプローチ方法を探し、合意に至らせる

いかがでしょうか? 根回し1つとっても、知っているのと知らないのでは大きな差があると思いませんか?

 

20代の転機が、人生を変えた。著者が若い女性に伝えたいこと

華々しいキャリアを歩んでいるように思える秋山さんですが、かつては専業主婦希望で大学卒業と同時に結婚します。しかし、25歳の時に離婚を経験。また、最初に入社した会社では社内でのキャリアパスがないことに気づき、転職をし、経験を積み直すこととなりました。そんな自分の苦い経験があるから、女性たちには自由を失わないためのキャリアをきちんと見据えて欲しいと語ります。

仕事を通じて、人として成長したい。昇進して、社内のポジションが上がるたびに、自分が見えていなかった世界を見ることができる。責任は重くなるけれど、社会へ大きなインパクトを与えたい。そんな働く女性のバイブルとなる2冊です。

 

本書の目次

■『自由に働くための仕事のルール ―父がわたしに教えてくれなかったこと―』

第1章 ポータブル・スキル1 対他人力
自由に働くためのコミュニケーションスキル
1.部下のモチベーションをアップする力
2.根回し力
3.会議を仕切る力
4.多様性のあるチームをマネジメントする力

第2章 ポータブル・スキル? 対自分力
自由に働くためのセルフマネジメントスキル
1.タイムマネジメント力
2.セルフコントロール力
3.孤独と向き合う力

第3章 ポータブル・スキル? 対課題力
自由に働くためのワンランク上のビジネススキル
1.社内情報収集力
2.会社の成長につながる成果を出す力
3.大きなビジネスを生み出す構想力
4.不安な状況下での意思決定力

「前倒しキャリア」を実現するには

[特別対談] 「“壁を越えられない”女性に足りないもの」
――茅野みつる(伊藤忠商事株式会社 常務執行役員/伊藤忠インターナショナル社長)

 
■『自由に働くための出世のルール ―父がわたしに教えてくれなかったこと―』

第1章 ステップアップするための成長戦略
1.自分を育てるとはどういうことか
2.ほしいスキルの育て方
3.過去・現在・未来から、戦略的に自分を育てる

第2章 ステップアップするためのイメージ戦略
1.地位・場面・目的に合った服装を戦略的に考える
2.親近感を高めながら威厳を作る
3.シニアマネジメントとしての「存在感」を身につける

第3章 ステップアップするための外交戦略
1.自分を引き上げてくれるスポンサーを見つける
2.“戦略的に”社内外に人脈を作る
3.女性リーダーに対する無意識の罠を知る
4.女の武器になる? 「女性“性”」の使い方を知る
5.「女の敵は女?」女性部下とのつき合い方を知る

 

秋山ゆかりさん プロフィール

著者の秋山ゆかり(あきやま・ゆかり)さんは、イリノイ州立大学アーバナ・シャンペン校(UIUC)情報科学・統計学部卒業。奈良先端科学技術大学院大学修士(工学)。事業開発コンサルタント。

UIUC在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。

2012年に戦略・事業開発コンサルティングを行う株式会社Leonessaを設立。内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 重要課題専門調査会 地域における人とくらしのワーキンググループ 委員(2015年~現在)など各種政府審議会委員などを務める。明治大学サービス創新研究所客員研究員。芸術思考学会副会長。声楽家としても活動し、テレビ朝日『題名のない音楽会』では「奇跡のハイヴォイス」と評される。

主な著書に、『自由に働くための出世のルール』『ミリオネーゼの仕事術【入門】』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『考えながら走る』(早川書房)、『「稼ぐ力」の育て方』(PHP研究所)、『 キャリアアップEnglishダイアリー』(ジャパンタイムズ)などがある。

 

自由に働くための仕事のルール 父がわたしに教えてくれなかったこと
異動しても、転職しても、育児・介護でキャリアが中断しても、一生使える11のポータブル・スキル

想定外の妊娠、病気、介護。
それでも「あなたにいてほしい」と言われるために。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)やGEインターナショナルなどの最前線で活躍してきた著者が贈る「前倒しキャリア」のススメ

 
自由に働くための出世のルール 父がわたしに教えてくれなかったこと
男性優位のビジネス社会で女性がステップアップするために必要な3つの戦略
―成長戦略・イメージ戦略・外交戦略―

「優秀な女性」が必ずしも評価されるわけではありません。
多くの男性たちに共有されている出世のためのルールがあります。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)やGEインターナショナルなどでグローバルリーダーを務めた著者が女性に贈る「出世」のススメ

 


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