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『入社3年目までに絶対に知っておきたいこと』誰も教えてくれないけれど、必ず分かっておくべき「仕事の本質」とは

『入社3年目までに絶対に知っておきたいこと』誰も教えてくれないけれど、必ず分かっておくべき「仕事の本質」とは

『入社3年目までに絶対に知っておきたいこと』誰も教えてくれないけれど、必ず分かっておくべき「仕事の本質」とは

早稲田大学教授・森川友義さんの著書『一流企業で続々活躍、早稲田超人気・森川ゼミの 入社3年目までに絶対に知っておきたいこと』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 
本書は、内定を獲得した大学生や、新卒や転職で会社に入ってから3年ほどの新入社員を対象としています。

向上心のある20代の社会人・学生が、いかにして出来るビジネスパーソンとなり、会社や社会で成功を収め、自らの選んだ人生を納得して生きられるかを指南しています。

具体的には、1章で意思決定の難しさと「目的・目標を持つ」ことの重要性、そしてその目的の選び方について説明し、2章以降では、仕事で自己実現を行っていく上で必要な知識や視点を68のポイントに分けて紹介しています。

 

意思決定の重要性

人生には大きな分岐点が3つあります。
「どの大学に行くのか?」「どの会社に勤めるのか?」「誰と結婚するのか?」です。

これ以外にもたくさんの選択があります。
20代の人が、仮に、1年に2回、二者択一の重要な意思決定があるとすれば、人生80年、残りの60年で実に10の37乗以上の組み合わせのうちの一つを選ぶことになります。
今の人生の成功も失敗も、すべて自分の意思決定の結果による「オンリーワン」の結果なのです。

意思決定において、心構えとして次の6つを押さえておく必要があります。

1.成功も失敗も、自分が選んだ結果
2.一長一短の選択肢のなかから選ぶ
3.他人に相談しないで、自分で決める
4.選択肢を増やすのが正しい生き方
5.再挑戦とは選択のやり直し
6.いい加減な選択は、人生がゆがむ

 

目的の選び方

人生を充実したものとするためには、人生の目的・抱負・ビジョンが必要です。
そして、仕事を行う時間が、その人生の多くを占めるわけです。
ですから、目的を持って行動を行うことが、人生の充足感につながります。

森川教授は本書の中で、

1.中期的(3~5年の)な
2.自分の仕事に関わる本質的な目的を見つけて
3.その目的を達成するための目標を定めて
4.その目標を達成していく

ことが必要だと述べています。

 
目標設定においても次のポイントを満たすことが大切です。

1.やや高すぎるくらいの目標を掲げる
2.短期的な目標にする
3.自己完結する目標にする

 

会社の考え方

会社については、以下のように考えておくべきです。

1.企業は、一生、安住して働く場所ではないと自覚する
2.ひとつの能力に秀でたプロフェッショナルになる方向で自分を鍛えていかなければならない
3.能力の上昇に応じて、納得がいく場所(やりがい、地位、給料など)に移っていくのが自然

 
時代の流れとしては、「年功序列」の報酬制度にかわって、能力・成果に応じて給料が支払われる「能力給」、あるいは欧米で採用されている「職務給」(職務ごとに給与が予め決定されており、働く側は職務を求めて転職を繰り返す)になっていくのは、不可避のトレンドと言っていいでしょう。

企業のなかで部署を転々とするジェネラリストになるより、ひとつの部署で求められる能力を深めていくプロフェッショナルになる時代が到来したということです。

どんなにニッチで小さくても、これだけは誰にも負けないもの、日本一というものが求められている時代になったのです。今、考えていかなければならないのは、「自分は、何のプロフェッショナルになるのか?」ということです。

以上のような内容に加え、第5章には“秘密の補講”として、ワンランク上を目指す人のためのヒントが書かれています。新たな社会人スタートを切る方や、これからの社会人生活と人生を豊かにしたいと考えている方にオススメです。

 

本書の目次

はじめに

プロローグ

第1章 目的思考を身につける

第2章 ビジネスパーソンとしての心得

第3章 社会人に必要なマクロの知識と視点

第4章 社会人3年目までに身につけておきたいプロフェッショナルの視点

第5章 秘密の補講 ワンランク上を目指す人のために

あとがき

 

森川友義さん プロフィール

著者の森川友義(もりかわ・とものり)さんは、1955年群馬県生まれ。早稲田大学国外教養学部教授。政治学博士(Ph.D)。

早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。外資系銀行、大手総合商社、国連開発計画、国際農業開発基金等の国連専門機関等、実務経験多数。アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授を経て、現職に至る。
海外生活は米国、イタリア、ウガンダ等約21年。専門分野は日本政治、恋愛学、進化政治学。

主な著書として、『大学背4年間で絶対やっておくべきこと』(中経の文庫)、『若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?』『一目惚れの科学』(以上ディスカヴァー携書)、『結婚は4人目以降で決めよ』(新潮文庫)等がある。

 

入社3年目までに絶対に知っておきたいこと
誰も教えてくれないけれど、絶対に分かっておくべきこと
外資系銀行、商社、国連、NPOを経て大学教授に転身した著者だから語れる仕事の本質

・目的は「本質的」なものにする
・「努力」すればなんとかなるという根性論を捨てる
・利潤追求するのが会社という組織であると知る
・「市場経済メカニズム」を知り、マクロの視点をもつ
・プロフェッショナルに至るまでのイメージをもつ
・自分の幸せを周りに伝染させる

※本書は小社より2015年に刊行された『一流企業で続々活躍、早稲田超人気・森川ゼミの 20代で10倍差をつけるエリート養成講座』を改題し、再編集したものです。

1人のビジネスパーソンとなったときから求められる基本的な「力」とは、表層的な仕事上のスキルや知識というわけではありません。
自らの判断と責任で下す「意思決定」により、仕事もプライベートも、つまりは人生がかたちづくられていくという事実。
さらには、「生き甲斐」とも言えるような仕事における本質的な目的を設定することが、ビジネスパーソンとして「納得した人生」を生きることにつながるのです。

 
この本は、一度しかない自分の人生を、絶対に満足して送りたいという人に向けて書いた本です。
仕事という場で自己実現をなし、社会に付加価値をもたらしていくために、20代で身につけておくべきことを説いた本です。

早稲田大学における私のゼミでは、毎年15人程度のゼミ生を受け入れています。
ゼミ生たちはみな、テレビ局の総合職やアナウンサー、大手広告代理店等のマスコミ業界、総合商社、外資系企業、大手IT企業などの「就職偏差値」の最上位にくる企業に就職したり、著名な大学院に進学したりしています。
このような彼ら彼女らに対して、日ごろからゼミで伝えてきたのが、学生という身分を脱し、一人のビジネスパーソンとなったときから求められる基本的な「力」を身につけることの重要性です。

この力とは、表層的な仕事上のスキルや知識というわけではありません。
講議ではまず、自らの判断と責任で下す「意思決定」により、仕事もプライベートも、つまりは人生が形作られていくという事実、さらには「生き甲斐」とも言える仕事における本質的な目的を設定することが、ビジネスパーソンとして「納得した人生」を生きることにつながるということを、理解してもらいます。
そのうえで、ビジネスパーソンとして必要とされる力とは何かということを、ひも解いていくのです。それを詳細にまとめたのが本書です。(「はじめに」より)

 


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