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『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』この仕事に、どんな意味があるの?働くあなたに効く”バイブル”

『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』「この仕事に、どんな意味があるの?」「このまま働いても、未来が見えない…」働くあなたに効く”バイブル”

『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』「この仕事に、どんな意味があるの?」「このまま働いても、未来が見えない…」働くあなたに効く”バイブル”

ディスカヴァー・トゥエンティワンより、組織・人事コンサルタント「キャリア・ポートレートコンサルティング」代表・村山昇さんの著書『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』が刊行されました。

 
働き方改革、雇用の流動化、副業、AI、人生100年時代…働き方や仕事そのものが大きく変わっていく今、「なぜ働くか?」 「どう働くか?」を考えることが、仕事人生を充実させる秘訣です。

本書では、あなた自身の「観(= 仕事観・人生観)」を作り上げるための、73の視点を解説しています。

本書は、下記のような見開き構成を基本に、「働くこと」を考える上で、大切な概念を図解で解説します。

 

山の山頂を目指すタイプと山の周回を楽しむタイプ

山の楽しみ方に「登山」と「トレッキング」があるように、キャリア形成もこの2つのタイプで分けてみることができます。

「登山型」のキャリア形成とは、「プロ野球選手になってホームラン王をとる!」とか「弁護士になって多くの人を助けたい!」、あるいは「新薬開発の先進企業に入ってガンの治療薬をつくりたい!」「保険会社で日本一の営業マンになる!」などのように、はっきりした将来像を決めて脇目も振らずそこを目指すキャリア形成です。

 

山を回遊しているうちに登りたい頂が見えてくるときも

他方、「トレッキング型」のキャリアは、自分は絶対ここを目指すというような明確な目標は思い浮かべていない(浮かべられない)けれど、会社内でいろいろな部署を経験したり、または転職したりしながら、さまざまな能力・経験を身につけキャリアをつくっていく形です。

それはまさに、山の中を歩き、たまたま見つけた滝や池にたたずんだり、道端に咲く植物をいろいろと観察しながら進んでいくトレッキングに似ています。

そうしてトレッキングを続けていくと、次第に山のことがわかってきて、体力や技術がついてきます。すると自分の登りたい山が見えてきて、その頂上に挑戦したいなと思えるときがやってくるかもしれません。そこが「登山型」キャリアへの転換点です。

また逆に、「登山型」で登頂を終えた人がその後、山の中を回って楽しむ「トレッキング型」に切り替える場合もあるでしょう。登山型とトレッキング型とで、どちらがよいわるいという問題ではありません。

また、有名な山、高い山を目指すからいいともかぎりません。自分に合った山というものはあります。大事なことは、山の中の活動を通して、山自体(=働くこと)を楽しんでいるか、豊かな体験を実感できているかです。

 
なお、本書では、著者が実際の研修やセミナーで用いるワークシートを掲載しています。
さまざまな概念を理解したうえで、じぶんの言葉で、「仕事観」をつくっていくことができます。

 

本書の構成

PART1 仕事・キャリアについて
占有者としての仕事/仕事の意味的広がり/価値創造としての仕事/キャリアをつくる要素/キャリアに関わる諸理論/キャリアの節目…

PART2 主体性・成長について
自立と自律/自導<セルフ・リーダーシップ>/成長の3方向/守・破・離/怠惰な多忙/リスク/失敗/結果とプロセス/孤独…

PART3 知識・能力について
職業人能力/リテラシー/T型人材マネジメント/2つのリーダーシップ/セレンディピティ/選択力/習慣…

PART4 働く意味について
坂の上の太陽/目標設定の「SMART」/目的と手段/モチベーション・でモチベーション/仕事の報酬/提供価値/自己実現…

PART5 会社の中で働くことについて
会社の定義/ステークホルダー/会社の所有/企業理念/組織風土と組織文化/人材と人財/会社人の意識・職業人の意識…

PART6 心の健康について
メンタルヘルス/ストレスとは?/仕事のストレス/ストレスへの対処/ABC理論/アサーション/キャリアにおけるサスティナビリティ

 

著者プロフィール

 
■著者:村山昇(むらやま・のぼる)さん

キャリア・ポートレートコンサルティング代表。組織・人事コンサルタント。概念工作家。

企業の従業員・公務員を対象に、「プロフェッショナルシップ(一個のプロとしての基盤意識)醸成」研修はじめ、「コンセプチュアル思考」研修、キャリア開発研修、管理職研修などの教育プログラムを開発・実施している。
哲学の要素を盛り込んだ内省ワークや直観的に本質をつかむ図表現、レゴブロックを用いたキャリアのシミュレーションゲームなど、独自の手法で企業内研修の分野で幅広く支持を受けている。

1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、2003年独立。1994~1995年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、2007年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。

著書に、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『キレの思考・コクの思考』(東洋経済新報社)、『プロセスにこそ価値がある』(メディアファクトリー)、『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』『“働く”をじっくりみつめなおすための18講義』(以上、クロスメディア・パブリッシング)など。

★URL:https://www.careerportrait.biz

 
■絵:若田紗希(わかた・さき)さん

1984年徳島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。現在、大手広告代理店のグループ企業であるメディア制作会社に勤務。アートディレクター、イラストレーターとして活躍中。

 

働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える
<すべての人に効く、図と絵でわかる“働き方バイブル"登場! >
仕事、キャリア、成長、リーダーシップ、自己実現、会社、メンタル……
「働くこと」を考える上で大切な概念を完全図解。

■やる気も悩みも「仕事観」次第!?
仕事の悩みは、なぜ生まれるのでしょうか?
同じ仕事でも、人によって辛さの程度が違うのはなぜでしょうか?
同じ状況で、やる気が出る人と、なくす人に分かれるのはなぜでしょうか?

その答えは「観(=ものの見方・とらえ方)」にあります。

高いスキルがあるのに「観」が弱いために、壁にぶつかる人がたくさんいます。
刺激的な仕事をしているのに「観」が不健全なために、やる気をなくす人もいます。

反対に「健やかな仕事観」は「健やかな仕事意欲」を生み「健やかな仕事人生」につながります。
そうした「健やかな観」をつくるのが、本書の目的です。

■より良い仕事人生を送るための「360度の視点」が1冊に
古代・中世から現代にいたるまで、多くの先人(哲学者、経済&経営学者、心理学者、経営者など)が
遺した知恵がコンパクトにまとまった1冊です。
「仕事や生き方について、偉大な先人たちはどう考えたのか?」を網羅的に知ることができます。

1)本書で引用される先人たち
アダム・スミス、マックス・ヴェーバー、ドラッカーなどの経済・経営学者たち。
カント、ヒルティ、アラン、モンテーニュなどの哲学者たち。
ヴィクトール・フランクル、A.マズロー、A.エリスなどの心理学者たち。
渋沢栄一、松下幸之助、トーマス.J.ワトソンなどの経営者・実業家たち。
その他、詩人、作家、スポーツマンなど多数。

2)本書に登場するキーワード
3人のレンガ積み、価値創造回路、内的キャリア、3層?1軸、偶発性理論……。
自立・自律・自導、連続的成功、πの字思考プロセス、七放五落十二達の法則……。
ポータブルスキル、T型人材、PM理論、状況対応リーダーシップ、セレンディピティ……。
目標と目的、SMART、内発的動機、使命的動機のシャワー効果、自己実現……。
会社と企業、社会的責任、風土と文化、P人材・U人材、企業内プロフェッショナル……。
ストレス要因、レジリエンス、ABC理論、ワーク・ライフ・ブレンド……。

■すべての働く人に
「やる気が出ない」「将来が不安」「仕事が面白くない」
「会社と自分があっていない」「もっと意味のある仕事をしたい」
「転職を悩んでいる」「キャリアを見直したい」
……多くの人がぶつかるこんな悩みに、本書は力強いヒントを与えてくれるでしょう。
その他、以下のようなケースでも、ぜひ本書を活用してみてください。

●就職活動の準備に
「職業を選択する上で、さまざまな観点を持ちたい」
「面接で何を語れば良いかわからない」
「会社情報は集めたけれど、自分の想いがわからない」

●経営者・管理職の方に
「(部下・社員の)モチベーションアップのヒントを得たい」
「キャリア形成は、どう指導したらいいか」
「組織と個人がブレずに進むにはどうすればいいか」

●人事担当者・キャリアコンサルタントの方に
「人材育成の新たな切り口のヒントを得たい」
「職場のメンタルヘルス問題・疲労感に対処したい」
「働くことの相談のプロとして、基本概念をしっかり押さえたい」

「なぜ働くか?」「どう働くか?」
――働くあなたがより良い仕事人生をおくるために役立つ視点がきっと見つかります。

 


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