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『お金で損しないシンプルな真実』今後20年は古びないお金の教科書「これだけおさえておけば、だいたいオーケー」

『お金で損しないシンプルな真実』今後20年は古びないお金の教科書

『お金で損しないシンプルな真実』今後20年は古びないお金の教科書

経済評論家・山崎元さんの著書『人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実』が朝日新聞出版より発売中です。

 

人生に必要なお金の「答え」がすべてわかる!

社会に出て、これから自分で生計を立てていこうという若者にとっては、当然知っておくべき基本的な「お金の教養」があります。

しかし、日本では、お金の話を避ける雰囲気があり、家庭や学校で、お金についてのきちんとした教育が行われていません。学生時代にも、社会人になってからも、お金についての必要な知識を学ぶ機会がほとんどないのが現状です。

『お金で損しないシンプルな真実』は、長年金融の世界に身を置き、お金の心得や資産運用に関する多数の著作がある山崎元さんが、「わが子を含めた子どもや若者たちに、お金についての本質的な知識を伝えておきたい」という思いを込めて書いたお金の教科書の決定版です。

社会では、保険の勧誘、銀行員、ファイナンシャル・プランナーなど、「お金のプロ」を名乗る人たちが、あなたを「カモ」にしようとつねに狙っています。そうした人たちにだまされることなく、人生で損せずお金を適切に扱っていくためには、お金の教養を身に着けておくことがぜひとも必要です。

 

本書の内容

本書は、「これだけおさえておけば、だいたいオーケー」というエッセンスだけがまとめられた新社会人必読の一冊です。

第1章では、働いて稼ぐこと、借金、生命保険、住居、セカンドキャリア、老後のことなど、人生の過程に沿って、損をせずにお金を適切に扱うための知恵がシンプルにまとめられています。

とくにお金を増やすこと=資産運用については、第2章全体を割いて、「間違いなく実行でき、誰にとってもおおむね最適な運用法」がより詳しく提示されています。
「人生設計の基本公式」「老後設計の基本公式」「運用をめぐる地雷リスト」「未来も変わらないお金の7カ条」など、すぐに役に立つツールも満載。

さらに、第3章では、今後予想されるAI(人工知能)や仮想通貨などの技術の発達によるお金の世界の環境変化と、それでも変わらぬお金の心得についても書かれています。

 

本書の目次

【第1章】 人生とお金で大事なことをざっくりおさえよう

1 若いうちは「稼ぐ能力」を鍛えよう
・お金はまず働いて稼ぐ
・「価値のある人材」になろう
・「自分への投資」を意識する
・最初の職場の選び方
・28歳というリミット

2 借金はできるだけしない
・お金を借りるということ
・リボ払いするような相手とは結婚するな
・奨学金を借りるのは悪くない

3 保険はできるだけ節約しよう
・保険の勧誘に注意
・保険とは「損な賭け」
・がん保険に入ってもがん予防にはならない

4 自分の人生をだまし取られないために
・「人生とお金のプロ」を疑おう
・キャッシュフロー表は営業ツール
・リスクを無視した逆算に気をつけよ

5 人生とお金をざっくり把握するツール
・現状を知るためのツール
・必要な貯蓄額を知るツール――人生設計の基本公式

6 「家を買うかどうか」は投資の観点から考える
・家を買うことは当たり前ではない
・家を買うことは投資である
・家を買うリスク

7 45歳になったらセカンドキャリアについて考える
・もっと収入を増やすために
・大学院に行くことに価値はあるか
・転職と再就職のコスト

8 歳を取っても、お金の考え方は変えなくていい
・老後の資産の取り崩し方
・退職したら特に銀行には気をつける
・運用方法にまで歳を取らせる必要は無い
・自分の判断力を過信しない

【第2章】 お金は、だまされずになるべく増やそう

1 運用の「俗説」を信じない
・運用に目的は必要ない
・「初心者向けの商品」など無い
・運用に目標額はいらない

2 運用の判断を人に任せない
・お金のことでは人を信用しない
・誰に相談すればいいか
・友達のクチコミにも要注意

3 投資の本質をシンプルに理解する
・自分のお金を経済に参加させる
・投資のリスクとは何か
・高いリターンの源泉

4 なるべく増やすための運用法
・超簡単な運用法
・リスク運用はインデックスファンドで
・無リスク運用は「個人向け国債(変動10)」

5 相場よりもウデよりもまず手数料
・まず手数料をチェックする
・商品選びと手数料

6 運用商品は合理的に売買しよう
・運用商品の売買は合理的に
・ドルコスト平均法の有効性は「気休め」
・お金が必要になったら迷わず売る

7 最も得な運用の器を選択する
・節税が可能な運用の器
・税優遇の器には、リスクを取る運用を集中させる

8 運用と依存症の危険な関係
・投資と「ギャンブル依存症」について
・投資と投機の違い

<付録> 運用をめぐる地雷リスト
毎月分配型の投資信託/外貨建て保険/ラップ口座/株主優待/無料相談/保険セールス/販売系のFP/銀行員

【第3章】 未来のお金とどう付き合うか
・「お金」と「価値」
・割合確実な近未来
・技術の発達が格差を拡大させる
・銀行は衰退する
・「お金」が無くなる未来にあっても必要なこと

 
本書は、中学生でも理解できるくらいやさしく、ていねいに書かれているので、子どものお金リテラシー教育にも最適です。山崎さんによれば、お金の本質を理解しお金を手段として淡々と合理的に扱うということができている人は、実は大人でもなかなかいない、とのこと。親子で読みながら、大人もお金の教養をあらためて学ぶというのもおススメです。

 

山崎元さん プロフィール

著者の山崎元(やまざき・はじめ)さんは、1958年、北海道生まれ。経済評論家。専門は資産運用。楽天証券経済研究所客員研究員。マイベンチマーク代表取締役。

東京大学経済学部卒業、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券など12回の転職を経て、現職。雑誌連載、テレビ出演多数。

『信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識』(講談社)、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(共著、文響社)、『学校では教えてくれないお金の授業』(PHP研究所)、『全面改訂 超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)ほか著書多数。

 

人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実
「人生設計の基本公式」で必要な額を貯める。家を買うことは当たり前ではない。45歳になったらセカンドキャリアを考える。だまされずになるべく増やす「超簡単な運用法」。銀行・証券会社から勧められたものは買わない。手数料0.5%は「取られすぎ」。老後設計の基本公式。仮想通貨の未来でもお金の本質は変わらない…「これだけ知っておけば、だいたいオーケー」と言えるエッセンスを厳選。子どもでも理解できるようにやさしく、大人が読んでも十分に役に立つ本。

 


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