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『逃げる力』自分勝手でもいい。日本人には「逃げる力」が足りない!

『逃げる力』自分勝手でもいい。日本人には「逃げる力」が足りない!

『逃げる力』自分勝手でもいい。日本人には「逃げる力」が足りない!

PHP研究所より3月15日に発売された、百田尚樹さん著『逃げる力』(PHP新書)が、発売後10日で重版が決定し、発行部数は早くも10万部を突破しています。

 

テレビ番組の収録が百田流「逃げ恥」論誕生のキッカケ

昨年7月14日放送の『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京)。「売れる新書はどうやって生まれる?売れない時代に本を売れ!ベストセラー作戦!」がテーマの回で、『逃げる力』担当編集者が密着取材を受けました。

この期間に予定されていたのが、百田尚樹さんとの打合せでした。収録当日、カメラの前で編集者が新刊企画を提案するも、首をひねる百田さん。このとき逆提案されたテーマが、「逃げる」だったのです。放送から約半年、このときの企画がPHP新書『逃げる力』となりました。

テレビドラマのヒットで有名になった「逃げるは恥だが役に立つ」ということわざを、「素晴らしい名言」と絶賛する百田さんが、会社や人間関係、目の前のピンチなど、つまらないストレスを安心して捨て去るための「逃げ恥」論を開陳する一冊です。

 

SNSがざわついたポスターは記録的リツイート数

『逃げる力』のカバーと、ポスターやパネルには、著者自身がダッシュで「逃げる」写真を採用。撮影当日は小雨模様でしたが、百田さんは、あいにくの天気をものともせず、カメラの前を何度も逃げ続けました。

編集担当者も、そのタフな脚力とダイナミックな逃げ足には舌を巻いたそうです。この写真で装丁と拡材を作成。完成したポスターをPHP研究所 新書出版部 @PHP_Business がツイートしたところ、「ネタかと思いました」「渾身のギャグ本?」などのコメントでにぎわうなど、大いに反響がありました(4月5日現在)。このざわつきも追い風となって、売れ行きは加速。最初の重版の決め手となりました。

 

『逃げる力』の内容

■『逃げる力』目次より

・生き物が持つ根源的な判断力を失っている

・最も大切なのは「負けを素直に認めること」

・世界で最も逃げるのが得意な華僑とユダヤ人

・「責任感が強いから逃げなかった」は言い訳

・ブラック企業を辞められない理由

・パワハラ上司から逃げるべきか

・本当の友達ではない人への気遣い

・DV男からは、即刻逃げよ

・「好きな仕事をして生きよう」と考えると苦しくなる

・Jアラートや防災情報を軽視する日本人

・幸せの絶対的基準を持っているか

 

「まえがき」より

もしこの本を手にお取りになっている皆さんの中に、今、理不尽な環境の中に置かれている方がいらっしゃるなら、逃げるという選択肢を考えてみることは大事なことだと思います。それは人生で最終的に勝利を得るための「積極的逃走」なのです。

 

百田尚樹さん プロフィール

著者の百田尚樹(ひゃくた・なおき)さんは、1956年大阪生まれ。同志社大学中退。人気番組『探偵!ナイトスクープ』のメイン構成作家となる。

2006年『永遠の0』(太田出版)で小説家デビュー。2009年講談社で文庫化され、累計450万部を突破。2013年映画化される。同年『海賊とよばれた男』(講談社/単行本2012年、文庫2014年)で本屋大賞受賞。

著書に『至高の音楽』(PHP研究所/CD付単行本2013年、新書2015年)、『カエルの楽園』(新潮社/単行本2016年、文庫2017年)、『雑談力』(PHP新書/2016年)、『戦争と平和』(新潮新書/2017年)などがある。

 

逃げる力 (PHP新書)
容紹介
会社から逃げる、人間関係から逃げる、目の前のピンチから逃げる……逃げることは、 消極的で、後ろ向きなことだと考えていないだろうか。実は「逃げる」ことは戦うこと と同じくらい積極的な行動である。戦うときに分泌されるホルモン「アドレナリン」は、 逃げるときにも分泌されるのだ。
本当に大切なものを守るために、戦っても勝ち目がない、戦っても状況は変わらない、得るものがないと判断したら、さっさと逃げるべきである。だからまず、自分にとって本当に大切なものは何か、しっかり見定めなければならない――百田尚樹が人生についての根本的な考え方を語る一冊。日本人には「逃げる力」が足りない!

 


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